ドラマ『破天荒フェニックス』に登場するサンデーズの奥田は私「オンデーズの奥野」をモデルとしています。しかし登場する”特異なキャラクター”「奥田の妻」は実話とは全く関係ありません。(文中敬称略)
奥野の家庭はドラマのような感じ!?
2020年新春3夜連続ドラマ『破天荒フェニックス』をご覧になった方から質問を受けました。ウケました。
社長はよくご自宅に来られてたんですか?
奥野さんのご家庭はあんな感じだったんですか?
ドラマの設定では奥野をモデルとした「奥田吉弘」(伊藤淳史)の嫁「奥田静江」(貫地谷しほり)の設定が普通ではありませんでした。
- 奥田が不在でも静江はサンデーズの田村社長を家に招き入れてごちそうする。
- 静江は田村にぞっこん。奥田を邪険に扱い、彼の面前で田村にのろける。
いやいや、実際にあんなシチュエーションが存在していたらホラーでしょう(笑)
小説やドラマに展開される物語の「出来事」は(時期や関係する人物の入れ替えといった脚色はあるものの)実話をベースにしています。
しかし「奥田の妻」だけは全くの創作なのです。
来年1月3日(金)より放送
— テレビ朝日宣伝部 (@tv_asahi_PR) December 8, 2019
新春3夜連続ドラマ『#破天荒フェニックス』
倒産寸前のメガネチェーンを買収し、
世界進出を目指す、破天荒な若き新社長の物語❗️
原作でも人気な #奥野良孝 さんご本人が
撮影現場へ陣中見舞いにお越し下さり、
その役を演じる #伊藤淳史 さんと📷❗️
大活躍ぶりにご注目❗️ pic.twitter.com/VGbw3Fqp16
つらいストーリーの息抜き!?
『破天荒フェニックス』原作の展開は、厳しくてしんどい危機が続きます。ピンチの連続をそのままドラマで表現すると、視聴者の方も精神的に疲れてしまうでしょう。
そこでコミカルなエピソードを所々に挟んでガスを抜くのであろう・・・と受け止めています。
原作の小説の中でも「海山が異常なほど食べものに飢えていて常に何かを食べている」という表現も似たような狙いだと思います。
奥野の嫁は一時期オンデーズでパートをしていた
実話の世界では、奥野の嫁はオンデーズ社長の田中修治とは面識がありません。ただし、一時期はオンデーズの店舗で働いていたことがあります。
2008年に田中と奥野がオンデーズに乗り込んできた当初は、スタッフがなかなか定着せず、店舗では慢性的な人員不足に悩んでいました。
「それならウチの嫁をパートで働かせようか?」
奥野はそう申し出て、自宅に近いオンデーズ店舗に嫁(メガネ未経験)を送り込んだのです。
家庭でも仕事の話か!?・・・でも貴重な情報源
自分の会社の店舗で嫁を働かせることに・・・
すると何が起きるかというと、昼間はオフィスで激烈なハードネゴシエーションと資金繰りのコントロールにヘトヘトになり→家に戻ると嫁から店舗で起きたあらゆることの報告が待っているのです。
夫婦の会話が店舗の業務報告に・・・
嫁は「報告」しているつもりはないのでしょう。よくある「聞いて聞いて。今日ね・・・」という夫婦の会話がオンデーズ店舗での出来事に変わってしまったわけです。
普通の世間話だったら、私は新聞を読みながら「ふんふん」と聞き流す程度で済みます。しかしオンデーズに関することは「一言も聞き漏らすまい」という姿勢にならざるを得ません。
家庭でも全く気が休まることがなかったのです(笑)
人員補充のつもりだったのに”諜報員”みたいに・・・
ただし嫁の「報告」の内容は、普段は経営陣や本部にはまず上がってこない貴重な情報でした。
接客や店舗のオペレーションにおける不安、恐怖や問題点。
「へーー!!そんなことやってんだ!?」という情報も入ってきます。妻が「内緒だけど」と前置きして話し出す内容なので口外無用ですが、知っているのと知らないのでは大きく違います。
そんな感じで図らずも、私の嫁は「諜報員」のような情報源となっていたのでした。
シークレットだった給与明細がバレた!?
実は私にとって一つ大きな誤算がありました。
私は結婚してから一度も給与明細を嫁に見せたことがありませんでした。毎月生活費を振込するスタイルですね。
ところがオンデーズでは役員報酬や給与水準がガラス張りです。パートに入った嫁の目にも触れてしまうのです。なんてこったー‼️
金額を知った嫁は「へー」としか言いませんでしたが、その後に色々とやりづらくなったのは言うまでもありませんヽ(´o`;