人間ドックの結果による「大腸内視鏡検査 OR 大腸CT検査」を受けることをを勧められて「大腸CT検査」なるものを受けることになりました。今回は検査当日の様子をレポートします。
検査当日
前回 はじめての「大腸CT検査」前日までに行う準備(食事・下剤)の記録
いよいよ検査当日になりました。前日に嫌になるほど下剤を飲まされたおかげで、当日朝の便はもうほとんど水の状態です。検査用に出来上がっています。
突然ながら何も食べず、水だけ飲んで病院へ向かいました。
「朝イチなら検査が早く終わる」とのことから8時半に受付。着替えをするロッカーに案内されました。
検査用のパンツはおしり部分に穴が空いている
「検査用のパンツがあります。お尻に穴が開いているので前後を間違えないようにしてください」と、案内してくれた女性スタッフの方が注意してくれます。
「なるほど!!」
実は大腸検査というものは( 内視鏡も含めて)初体験の私は、「パンツ脱いで下半身丸出しで検査するのかなー?」と直前まで戦々恐々としていました。
検査中はパンツを着用したままだと分かり、ひとまずホッとしました。
ビニール袋に入った穴開きパンツのラベル
Amazonや楽天市場といった通販でも同じものが売られています。
筋肉注射を打つ
CT検査に先立ち、筋肉注射を打ちます。腸内にガスを注入するため(オナラが出ないように?)腸の活動を抑えるとのこと。
「右利きですか? であれば左肩に打ちましょう」
筋肉注射は肩の筋肉に入れます。
「筋肉注射を打ったことはありますか?」
「痛いやつですよね・・・」
「そーなんです! ちょっとチクッとしますよ♪」
お姉さんはなぜか嬉しそうです・・・
いざ検査室へ
筋肉注射を打った後、そのお姉さんに連れられて検査室へ向かいました。
「もしかして、この若いおねーさんに肛門をいじられるのか?」と、ドキドキします。
CT検査機の寝そべる部分には四角い枠があり胴体がスポッと収まるようになっています。
腸にガスを注入する
まずは左横向きで寝かされて説明を受けます。
「腸内に3リットルのガスを入れて膨らませます」
3リットルと聞いてすぐにイメージしたのは「2リットルに大ペットボトル1本半かぁ・・・」→少しビビりました。
「入れるのはこの管です。10センチくらい入りますよー」
と、ビニールに入ったチューブを見せてくれます。太さは直径5ミリくらい? 思ったより細いものでした。
そしてチューブを肛門に挿入され、ガスの注入が始まりました。
何と言うか・・・(現実にはありえませんが)オナラが逆流するような不思議な感覚ですよ。
お腹をさすってくれる
すぐに「今、1リットル入りましたー」と声がしました。
お腹が張ってきているのが実感できます。ここら辺りからは注入がゆっくりになります。ガスが腸全体に行き渡るよう、横向きの私のお腹をしきりにさすってくれます。
(あー、お姉さん。そんなに手を動かすとアソコに当たるよー)と焦りながら、ふと首を動かして見上げると、お腹をさすってくれていたのは検査技師のおばさんでした。
お姉さんは後方でガスを入れながら声をかけていたようです。
そして3リットルのガスが入ると・・・かなりパンパンです。するとすぐにCTスキャンに移ります。
CTスキャンは体の表と裏それぞれ
仰向けになるとベッドがスキャナー内に動いていきます。お腹の辺りにくると「息を吸ってー、止めてください」と機械アナウンスが流れます。
次にうつ伏せになって同様のスキャン。後の医師の説明では「表裏でそれぞれ5,000枚の画像を撮影し3D化してバーチャル内視を行う」とのことです。
検査終了→ガスはどうなる?
CTの検査自体は、注射も含めて30分も掛からなかったです。前に胃カメラ検査を行ったときは、喉の麻酔とか含めてかなりの時間がかかった記憶があります。それに比べればホントあっという間。
腸に注入したガスは1日かけて徐々に抜けていき、一部は腸内に吸収されて減っていくとのこと。
トイレで力を入れると、ガスがスーーッと抜け出すのが分かります。おならとは異質のものですね。
ちなみに、前日の下剤の影響が依然残っているので、半日以上は下痢が収まりません。