高齢者ドライバーによる交通事故のニュースがクローズアップされるに伴い「高齢運転者標識」についてコメントするツイート等も増えています。しかし新しい「四つ葉マーク」を「もみじマーク」と勘違いしている人も多そうです。(文中敬称略)
新しい高齢ドライバー向けのステッカーは「もみじマーク」ではない
だいぶ前から「マーク変わった?」とは思っていたのです。高齢運転者標識、通称「もみじマーク」。
SNS等ではまだ「もみじマーク」という言葉が溢れています。しかし「いや、これは”もみじ”じゃないだろー?」と違和感を覚えたので、念のため調べてみました。
マークの変更を伝える日本経済新聞の記事では~「もみじ」改め「四つ葉マーク」~と書いてあります。
コンセプトも四つ葉のクローバーとシニアの「S」との組み合わせ。
デザインしたのは大阪市のグラフィックデザイナー、松山幹生さん(31)。コンセプトは四つ葉のクローバーとシニアの「S」との組み合わせ。
四つ葉マークの利用開始は2011年2月から
現行の「四つ葉マーク」は2011年2月1日から利用開始となったもの。
マークの変更は、もみじマークは「枯れ葉」の印象が強くて不評だったことが理由と言われています。
「もみじマーク」が「枯れ葉」の印象を与え不評だったことから、警察庁が新たな標識を公募。集まった約1万5千点から、最も人気の高かった四つ葉が採用された。70歳以上が対象で、自動車の前面と後面に表示することが努力義務となる。
警視庁のウェブサイトでは「もみじマーク」や「四つ葉マーク」といった記載はなく「高齢運転者標識」とあるのみです。
もみじマークや四つ葉マークのドライバーに幅寄せすると罰金!!
ちなみに「高齢運転者標識」を付けるとどうなるのか?
マークを付けた自動車に幅寄せや割込みをしたドライバーは処罰されることになります。
高齢運転者標識を付けた普通自動車に危険防止のためやむを得ない場合を除き、幅寄せや割込みをした自動車運転者は処罰されます。(道路交通法第71条第5の4号等)
5万円以下の罰金
反則金
大型自動車・中型自動車等7,000円
普通自動車・自動二輪車6,000円
小型特殊自動車5,000円
基礎点数1点警視庁ウェブサイト より引用