部屋を片付けていたら発見した20年以上前のフロッピーディスク(FD)の中身を調べるために注文したFDドライブが届きました。早速調べてみたところ、意外な結果に・・・(文中敬称略)
フロッピーディスクドライブが届いたので中身を調べてみた
昨日 フロッピーディスクってまだ使っている人がいるんだー!?驚きました で「20年以上前のフロッピーディスク(FD)が部屋から出てきたので、FDドライブを注文した」と書きました。
早速、購入したFDドライブが届きました。
仕様を見ると、対応OSは「Windows8.1」までしか書いてありません。Amazonでの取り扱い開始日は「2011/7/9」になっています。
対応フロッピーは「1.44MBの2HD」で、2DDには対応していません。
フロッピーディスクの中身は!!?
フロッピーを挿入!
CD-Rなどまだ無かった時代には、ソフトウェアをインストールするのに「フロッピーディスクを数十枚」抜き差しするのをを繰り返していたのが懐かしい・・・
マッキントッシュ(Macintosh)にインストールするときは、指折り数えるアニメーションのアイコンが出てきて微笑ましかったです。
出てきました! フロッピーディスクドライブ(A)の表示。
で、発見した6枚のフロッピーディスクの中身を調べてみました。
- 読み込み不可(2DDフロッピー)が1枚
- 中身なし「このフォルダーは空です」が4枚
空!! 何と、1枚を除いて何もデータが入っていませんでしたー。
唯一入っていたデータは「DESTROY」というアプリケーションファイルでした。
この「DESTROY」は、ハードディスク(HDD)の中身を完全に消去するソフトウェアです。
更新日付が2014年2月になっていたので思い出しました。PCの古いHDDを処分するときに使ったのです。
試しにFDにデータを入れてみる
せっかくなので、使用しているWindows10のPCで、このフロッピーディスクにデータを格納できるのか試してみました。
test用のテキストファイルを作ってドラッグすると、問題なくコピーできます。
2HDフロッピーディスクの容量は1.44MBとされているものの、プロパティでの表示は1.38MBです。
外部記事:絶滅寸前!? 「フロッピーディスク」が意外なところで使われていた
この圧倒的に容量の小さいフロッピーディスク。利用状況について2017年12月に書かれた記事を見つけました。
フロッピーディスク(FD)自体は2011年に製造中止となっており、私がAmazonで見つけたフロッピーディスクは「在庫品」らしいです。
そして’09年春には日立マクセルと三菱化学メディアがFD製造から撤退。最後まで粘っていたSONYも’11年3月に製造中止に踏み切った。
とはいえ、Amazonで「フロッピーディスク」と検索すれば、まだまだ多数の商品があるのは現実。中でもSONY製のFDがよく売れているため、もしや製造再開したのではと同社に問い合わせてみると「それはありません。現在出回っている商品は、量販店の在庫です」(広報)とのこと。
日刊SPA!2017年12月5日 より引用
官公庁や法人では昔のデータがいまだにフロッピーディスクに保存されているデータもある→ハードディスク等に移し替えるにしてもFDドライブは必要。
よってFDドライブの製造販売は続けられている構造です。
上のリンク記事によると、秘密文書をフロッピーディスクに入れて郵送するシステムがまだ残っているとのこと。
FDドライブの所有者自体がレアになっているので、情報漏えいの可能性が(メール添付やCD-Rと比べて)より低いのかもしれません。