ダンスの神様「フレッド・アステア」の映画は、日本でも廉価版のDVDが広く出回るようになりました。もっと高画質でダンスシーンを観たい!という欲求は尽きません。そんなときは海外のYouTubeを探してみます。(文中敬称略)
なんたってフレッド・アステアが最高!!
フレッド・アステアが亡くなる1987年の2年前にその存在を知り、以来30年以上ずっと「サイコー」と想い続けています。
22 Things To Know About FRED ASTAIRE | Watch His Best On Warner Archive!
史上最高のダンス・カップル~フレッド・アステア&ジンジャー・ロジャース
1933年~1939年にジンジャー・ロジャース(Ginger Rogers)とカップルを組んで出演したRKOの9本の映画が特に素晴らしいのです。
トップハットに燕尾服、ホワイトタイというエレガントなスタイルで、当時最高の作詞家・作曲家たちの手になるナンバーを歌い踊るアステアは、不況下のアメリカの大衆を熱狂させた。
アステアとロジャースは、映画史上最高のダンシング・ペアとされ、二人の一連の主演作は「アステア=ロジャース映画」と半ばジャンル的な扱いをされている。
私が最も好きなダンスシーンのうちの一つがこれ。
ダンス教室の先生(ジンジャー・ロジャース)に一目惚れしたフレッド・アステアが初心者のフリをしてレッスンを受けに来た→ダメな生徒に愛想を尽かし始めたときに起死回生のダンスを披露する場面。
That’s Dancing (1985) – Fred Astair and Ginger Rogers
動画は「That’s Dancing」の中のシーンのため冒頭にナレーションが入っています。
実はこの動画、WARNERの公式YouTubeながら、説明が間違っています。「Top Hat」ではなく「Swing Time」の1シーンです。
ダンスクリップを高画質で観るならYouTube
パブリックドメイン化の影響か、近年になって廉価DVDでもフレッド・アステアのダンス映画をよく目にするようになりました。
しかし日本で発売されている廉価版は(アメリカの正規版と比較すると)画像や音質が良くなかったり、日本語字幕が焼き付けで非表示にできなかったりする商品もあるため注意が必要です。
1990年代と比較すると日本でも格段に入手しやすくなったフレッド・アステアのダンス映画ですが画質がいまいち。
そんな方にはYouTubeの Warner Archive Instant 等YouTubeを探すと公式ページでも高画質なビデオクリップを見つけることができます。
2つほど例をあげておきましょう。
The Belle of New York (1952年)では床に砂を撒いてタップを踊っています。フレッド・アステアは「TOP HAT」でも砂上のタップを披露していました。
The Belle of New York (1952) – I Wanna Be A Dancin’ Man
Three Little Words(1950)「土曜は貴方に」ではアーレン・ダール(Arlene Dahl)とペアでダンスを踊っています。
Three Little Words (1950) – Mr. and Mrs. Hoofer At Home