人間ドックの始まりは1954年(昭和29年)短期入院精密身体検査

日本の独特の制度である「人間ドック」がスタートしたのは1954年のこと。当初は『短期入院精密身体検査』と呼ばれ、人間ドックという名称はジャーナリストが新聞記事に書いたものでした。(文中敬称略)

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人間ドックの始まりは1954年(昭和29年)

「人間ドック」の起源を調べていたところ、(2017年に105歳で亡くなった)日野原重明氏の講演記録 『人間ドックの刷新を目指しての提言』日本人間ドック学会誌1989年2月刊 を見つけました。

これによると、最初の人間ドッグは、1954年の春、国立東京第一病院(現在の国立医療センター)で始まりました。

病人ではなくて健康に関心のある方を入院させて、身体を徹底的にチェックしようという試みが起こったのであります。

『人間ドックの刷新を目指しての提言』より引用

続いて1954年9月に聖路加国際病院でも「入院人間ドック」が始まりました。

当初の名称は『短期入院精密身体検査』

人間ドックは当初は「短期入院精密身体検査」と呼ばれていました。しかし、内容がピンとこないし長過ぎることから、あるジャーナリストが新聞に「人間ドック」と書いたのです。

新聞記事をきっかけとして「短期入院精密身体検査(人間ドック)」とカッコ付きとなり、やがて「人間ドック」の名前が定着していきました。

入院期間は1週間→1泊2日→日帰りと短縮化

当初の人間ドックの入院は1週間でした。しかし入院短期化と費用軽減を求める声が多くなったことから、聖路加国際病院では1958年~1960年に入院を7日→3日に短縮。

さらに1泊2日に短縮したコースと1週間コースの選択ができるようにしたとのこと。

ご存知のとおり、現在ではすでに「日帰り」人間ドックが一般的となっています。

「ドッグ」ではなく「ドック(Dock)」

念のため書き添えておきますと「人間ドッグ」と「」が濁点となるのは誤表記です。

船の修理や点検する施設である ”Dock” に由来しているため「人間ドック」が正解です。

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