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【決定版】博多「ひよ子本舗吉野堂」と東京「銘菓ひよ子」発祥と違い

「銘菓ひよ子」の発祥地は福岡。現在は福岡と東京の2つのグループ会社で製造販売を行っています。「東京土産」というイメージは東京進出時から意図して作り上げたイメージであり、決して勘違いではありません。(文中敬称略)

「ひよこ」は誤り。正しくは「ひよ子」の歴史 

まずは、2012年に制作された「ひよ子生誕100周年」の紹介ムービー。

 
 

「銘菓ひよ子」グループの沿革

もとは福岡県内に複数(白餡製造、菓子製造、販売)の会社がありました。東京に作った販売用の会社も含めて、営業譲渡や合併を繰り返しておりその沿革はかなり複雑です。

要点だけを抜き出すと、次のとおりです。

 
1897年(明治30年)福岡県飯塚市に菓子舗「吉野堂」を創業
1912年(大正元年)「銘菓ひよ子」創生
1964年(昭和39年)東京工場を建設し東京進出
1987年(昭和62年)グループ会社を統合「株式会社ひよ子(2代目)」
1995年(平成7年)東日本における製造・販売部門を「株式会社東京ひよ子(2代目)」へ

詳細を知りたい方は Wikipediaーひよ子 の「沿革」をご覧ください。

現在は福岡と東京に2社「株式会社ひよ子」と「株式会社東京ひよ子」

『銘菓ひよ子』の現在は、2社で運営されています。福岡に本社がある「株式会社ひよ子」と東京に本社がある「株式会社東京ひよ子」です。

2社とも社長は同じ「石坂淳子」さんとなっています。

 

福岡:株式会社ひよ子(「ひよ子本舗吉野堂」「福岡ひよ子」「博多ひよ子」)

ひよ子本舗吉野堂
「名菓ひよ子」でおなじみ、お菓子の「ひよ子本舗吉野堂」公式HPです。お土産・贈り物に喜ばれている、ひよこの形の可愛いお饅頭「名菓ひよ子」や「ひよ子サブレー」などのお菓子の紹介。会社案内、店舗情報、ひよ子の味・かたち・素材...
 

東京:株式会社東京ひよ子(「東京ひよ子」)

日本のおいしいかたち|株式会社 東京ひよ子
「名菓ひよ子」でおなじみ、東京ひよ子公式HPです。お土産・贈り物に喜ばれている、ひよこの形の可愛いお饅頭「名菓ひよ子」や「ひよ子サブレー」などのお菓子の紹介。会社案内、店舗情報、ひよ子の味・かたち・素材へのこだわりなどを...
 

東京と福岡「銘菓ひよ子」”東西”の違い

東京と福岡で一見は同じ形と感じる「銘菓ひよ子」は、東西で違いがあるのでしょうか?

株式会社ひよ子のウェブサイトの説明によると、東京進出の際には関東向けに製造の工夫をしたとのことです。

 

「九州の名菓」を、東京のお客様に直接お届けするために、埼玉の草加市に工場を建設。

本来、ひよ子は焼き上がってから三、四日後頃に、餡と皮がなじみ、味のバランスが一番よくなるように作るのですが、飯塚の高い湿度に比べ、関東の空っ風といわれる乾燥した風土の違いを味作りに、どう生かすか。ここが「工夫」のしどころでした。

新しい土地柄の中で、九州でも、東京でも品質には、変わりはないのですが肌合いのしっとりした感じと焼き色に、東京らしさを工夫しました。

東京生まれの、ひよ子の誕生です。「たまごのキミがたっぷり、かわいいひよ子のお菓子」、こうして、ひよ子は一歩一歩、多くの方々に喜ばれる「名菓」へと育っていきました。

株式会社ひよ子 ウェブサイト より引用

 

また、東日本(特に東京駅)での販売強化のため「東京みやげ」としてプロモーションを展開してきました。

 

博多と東京の「ひよ子」食べ比べ、形状と食感のわずかな違い

実際、YouTuberが博多と東京のひよ子を食べ比べした動画では、若干の形状の違いや皮の違いを指摘しています。

【ちひろちゃんねる】 銘菓ひよ子の食べくらべ 【博多と東京】

「ひよ子」商品ラインナップにも違いがある

福岡限定の変わり種NO.1と言えば「大のひよ子」。通常のひよ子の5倍の餡が詰まっています。

 

 

福岡のひよ子はややオーソドックス

ひよこの形のお菓子「名菓ひよ子」一覧~公式ひよ子オンラインショップ
ひよこの形が愛らしく、やさしい甘さの黄身餡と、独自の風味の香ばしい皮が美味しいお饅頭「名菓ひよ子」。福岡の飯塚で大正元年に誕生し、贈り物やお土産に、全国的に愛され続けているお菓子です。
 

東京のひよ子はバリエーションが多い

商品紹介|日本のおいしいかたち 株式会社 東京ひよ子
「名菓ひよ子」でおなじみ、東京ひよ子公式HPです。お土産・贈り物に喜ばれている、ひよこの形の可愛いお饅頭「名菓ひよ子」や「ひよ子サブレー」などのお菓子の紹介。会社案内、店舗情報、ひよ子の味・かたち・素材へのこだわりなどを...
 

東京からイメージ発信。情報基地、新商品の開発、新チャンネルの開発

株式会社東京ひよ子のウェブサイトでは「東京ひよ子」を次のように説明しています。

  • ひよ子の商品および関連商品のイメージを東京を発信基地として全国に広める
  • 最新の設備機械を備え、関東を中心に北海道から沖縄まで商品の安定供給
  • グループ各社の中でも情報基地、新商品の開発、新チャンネルの開発という使命
 

たしかに、期間限定商品(塩ひよ子、紅茶ひよ子、黒糖ひよ子等)の多様性を見ると、東京ひよ子の方がアグレッシブな印象を受けます。

 

「ひよ子」パッケージの違い

7個入りの六角形のものなど小さめの箱には「博多」や「東京」と書いてあります。

 

 

ノーマルの(昔ながらの)大きめの箱には地域の表示はありません

 

 

おまけ「ひよ子」の製造工程ムービー

おまけの製造工程の動画です。

THE MAKING (151)まんじゅうができるまで

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