香港の地下鉄MTRの駅ホームの特徴として、カラフルな壁と大きく書かれた駅名が目立ちます。テーマの色は駅によって違っており、その色の決め方にはいくつかのルールが存在します。またインスタ映えスポット「虹色マンション」最寄り駅のホームの柱はレインボーカラーになっています。
カラフルな香港MTR地下鉄駅
香港の地下鉄MTRに乗っていると、駅のホームの壁に書かれた大きな漢字文字とカラフルな壁の色が印象的です。
この壁の色は駅によって異なります。壁のみならず、エスカレーターや改札口の周辺のカラーまで同じ色で統一されています。いわば駅のカラー分けが明確にされているのです。
各駅の色分けには複数のルールがある
駅ごとにカラフルに色分けされている香港の地下鉄。各々の駅を何色にするのか? 「基本的な共通ルール」と「個別事情に合わせたルール」の両パターンがあります。
香港・地下鉄の駅の色はどうやって決める? の記事によると、ざっくり次のとおり。
- 大きなハブとなる駅については赤が採用されている
- 隣り合う駅についてはなるべく違う色を採用するように配慮されている
- 駅名に使われている漢字を取り入れて、色を決めることもある
- 駅の回りの環境にちなんだ色にする事も多い(海に近いことからブルー色とか)
駅のホームが色分けされるようになった背景
上記のリンク記事では、カラフルな色分けがされるようになった背景として、識字率の問題を挙げています。
MTRが開通したのは1970~80年代。実際に統計資料「香港の成人識字率推移」を見ると、識字率は1986年~2016年の30年間で87%→96%へ。10%近く上昇していることが分かります。
虹色タイルの駅「彩虹 Choi Hung」
観塘線※にある「彩虹」駅は、その名前に「虹」の文字が含まれていることから、ホームの柱のタイルがレインボーカラーになっています。
(※かんとうせん、正体字: 觀塘綫、英文表記: Kwun Tong Line)
虹色ステーション。 (@ MTR Choi Hung Station in Ngau Chi Wan) https://t.co/NoDWBH323d pic.twitter.com/TGL0C4anjp
— akiramujina (@akiramujina) 2017年11月4日
ブログ更新:香港カウントダウン 2016-31「虹色の団地」: 「黄大仙」から今夜の夜景スポットへ移動する。 目的地一つ手前で途中下車。 「彩虹 (Choi Hung)」 名前に虹が入っているので、駅のタイルも虹色。… https://t.co/QVwuiDYPan pic.twitter.com/cE41viSC4K
— トモさん (@tomosang) 2017年4月15日
彩虹駅の位置はこのあたり ↓
路線図はこちら→香港MTR 路線図 System map
インスタ映えスポット「虹色マンション Choi Hung Estate」
レインボーカラーのタイルが印象的な「彩虹 Choi Hung」駅の近くには、インスタ映えスポットとして有名な「虹色マンション Choi Hung Estate」があります。
彩虹邨天台球場(Choi Hung Estate bask、etball court)
Googleマップ 360°ストリートビュー
駅名を耳から覚える~MTRソング
香港MTR公式「MTR Song 2.0」~駅名を耳から覚えることができます。
MTR Song 2.0