"破天荒"元銀行員・CFOの頭の中?

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中学の卒業記念に成人映画を鑑賞しに行きました~不便な時代

2019年10月 24日(木)

VHSビデオカセットレコーダー

@Lusoimages/Depositphotos.com

ビデオデッキは1970年代後半にようやく登場。私が小中学生の頃の情報はとても限定的でした。そこで中学の卒業式前日に友人たちと成人映画館へ繰り出したのです。不便だけどそんな時代に記憶力と想像力は果たして鍛えられたのか?(文中敬称略)

ビデオデッキを持っている家庭は学校で1人だけ?

先日の記事 ”宇宙戦艦ヤマト”は”アルプスの少女ハイジ”に挑んで討死した で「当時はビデオデッキなど一般家庭に普及していなかった」と書きました。

ちなみに、ビデオ規格の主流となったVHSが発売されたのが1976年10月。アニメ『宇宙戦艦ヤマト』のテレビ放送が始まった1974年10月の2年後のことです。

 

1976年(昭和51年)10月31日に日本ビクターがVHS第1号ビデオデッキ(品番:HR-3300)を発売、当時の金額で定価25万6000円。

留守番録画のできる時計内蔵の専用取付式タイマーは別売1万円で、VHSの録画テープも当初は120分が6000円となっていた。

VHS - Wikipedia より引用

 

ビデオデッキ本体も録画テープも(現在からは想像できないほど)高価だったです。

私が小学生のときに「家にビデオデッキがある」なんて友人は、会社社長の息子で大きな家に住んでいたY君くらいしかいませんでした。

Y君の自宅には大きなリビングがあったこともあり、屋内で遊ぶ場合はたいていY君宅に集まっていました。

 

家族が留守のときにビデオ鑑賞会

そしてある日、Y君がニヤニヤしながら友人たちを家に招き入れたことがありました。

Y君以外の家族は出かけて留守にしており、親父さんが隠し持っていた(?)「ビデオの鑑賞会をやる!」ということでした。

 

みんな、生まれて初めて見る「ビデオデッキ」というモノに興味津々。

Y君がテレビに映したのはドキュメンタリー番組『金曜スペシャル』を録画したものでした。

金髪の白人女性がシャワーを浴びているシーンだったのを今でも覚えています。

 

東京12chの人気番組”金曜スペシャル”とは

ドキュメンタリー番組『金曜スペシャル』とは、1970年7月10日から1984年9月28日まで、東京12チャンネル(現在テレビ東京)で毎週金曜日夜9時から放送されていました。

いわゆる”エロ・グロ・ナンセンス”が中心の番組です。家族と一緒に観るのには、小学生のおこちゃまにとっては、相当にハードルが高い内容でした。

 

下のリンク先の記事を読むと、金曜スペシャルの概要がよく理解できます。

 

なんと、ナンセンスものの番組を収録した「幻の傑作 トリプル・パック」というDVDも発売されていたのでした。

 
金曜スペシャル/幻の傑作 トリプル・パック [DVD]

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1970年代末期の中学生の情報は限定的

ビデオデッキなど家には無い。インターネットなんかも無い。中学生になっても同じです。

無い無い尽くしの中での情報源は、もっぱら「ちょっと進んだ」友人たちでした。

ビニ本(アダルト本はビニールに入っていたことから”ビニール本”と呼ばれた)が時々教室で回覧されていました。

どこで手に入れてくるんだか、「薔薇族」系の雑誌が紛れ込んで盛り上がることもありました。

 

中学校の卒業記念に成人映画を観に行こう!?

私が少年時代に住んでいた街のとなりの駅に「清瀬映画劇場」という成人映画館がありました。

中学の卒業が近づいたある日、私と友人4人が「卒業記念にポルノを観に行こう!!」と盛り上がりました。何が記念なんだか分かりませんが・・・

そして卒業式の前日にぞろぞろと映画館へ繰り出したのです。

 

全員が私服ではあったものの、どう見たって中学生グループだと分かるでしょう。しかし、チケット窓口のおばさんは何も言わずに館内に通してくれました。

映画はお決まりの3本立てです。しかし、免疫が少ない中学生たちには刺激が強すぎました。

誰からともなく「もう出ようか・・・?」となり、2本目の途中くらいで映画館から逃げ出してしまったのです。

 

清瀬映画劇場の最期の様子!?

さて「この思い出の”清瀬映画劇場”は今どうなっているのだろう?」と気になり、検索してみました。

すると、貴重なウェブサイトを発見しました。

 

平成ラストショー hp

-平成元年から26年、消えていった関東エリアの映画館150軒「最後の日々」

菅野 正 写真展

 

出版社でグラビア編集や映画コラムを担当していた「菅野 正」氏が、閉館する映画館の”ラストシーン”を写真に記録し続けたホームページです。

東京新聞 2014/12/11「150館のラストシーン」でも紹介されていました。

 

清瀬映画劇場は1993年に閉館

なんと、菅野氏のウェブサイトに清瀬映画劇場のラストシーンが掲載されていました。

 

平成5年のラストショー/菅野 正 より引用(奥野がモザイク入れています)

 

ウェブサイトの情報によると、清瀬映画劇場は1993年(平成5年)2月11日に閉館していました。

私が中学の卒業式前日に観に行ったのが1982年3月。それから11年後は営業を続けていたことになります。

ところで、写真の看板をよく見ると「清瀬映画館」となっていますね。およそ40年を経て”正式名称”をこの写真で初めて認識したのも感慨深いです。

 

記憶力や想像力は鍛えられたのかな?

そんなこんなで、現在と比べると相当に不便な時代だったのでした。

  • 手軽に記録して見返すこともできない→自分の脳ミソに焼き付けるしかない
  • 調べたい時、見たい時に使うツールもない→想像(妄想?)するしかない

だから必然的に脳ミソが鍛えられたはず・・・と強がるのはオヤジの戯言になるので止めときましょう。

 

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