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自他ともに認めるロックンロールの創始者、波乱の音楽活動。1950年代のミュージック。リトル・リチャード(Little Richard)が、バディー・ホリーと並ぶ、私の大のお気に入りでした。リトル・リチャードは、2017年3月に亡くなったチャック・ベリーとともに「ロックンロールの創始者」と呼ばれ、最初の「ロックの殿堂」受賞メンバーとなりました。(文中敬称略)

 

Little Richard – Mono Box: The Complete Specialty And Vee-Jay Albums

リトル・リチャードの活動を振り返る

リトル・リチャードを聴き始めたきっかけ

きっかけは、ビートルズでポール・マッカートニーがシャウトする「のっぽのサリー(Long Tall Sally)」でした。私はポールに関しては(優しい歌声も悪くないですが)シャウトが好みです。

余談になりますが、ポール・マッカートニーは「ミックスヴォイス(=高音を地声のように出すこと)の達人」であると、詳しく解説を行っているウェブサイトがあります。ご興味があればどうぞ。↓

(その117)ポール・マッカートニーのヴォーカルの凄さについて(その3) - ★ビートルズを誰にでも分かりやすく解説するブログ★
1 自然と身につけたヴォーカル・スタイル 2 ミックスヴォイスの達人 3 アレクサンダーテクニークの導入 4 具体的な作品 5 ハイトーン・シャウト系 1 ロング・トー...

 

ビートルズはこの他にも、リトル・リチャードのカバー曲を多数リリースしています。当然ながら本家本元のリトル・リチャードの曲を追いかけるようになったのです。

 

のっぽのサリーも良いですが、私は「ルシール(Lucille)」が一番好きかな・・・

Little Richard – Lucille

「リトル・リチャードはロックンロール全部だ」

誤解を恐れず述べるならばロックンロールとはリトルリチャードの凄まじさをリトルリチャード以外の人間がどうやって表現するかという挑戦の歴史だ

Rock is 平田ぱんだのロックンロールの話 より引用

リンクを張ったWebマガジンの記事はリトル・リチャードの凄まじさをとても的確に説明しています。ぜひ一読することをオススメします。リトル・リチャードが「Lucille」で前かがみに立ってピアノを演奏しながらシャウトする姿は、何度見てもゾクゾクします。

 

Little Richard – Lucille (1957) [Long Version, High Quality Sound]

リトル・リチャードの紆余曲折

同性愛者、家に居場所なし

リトル・リチャードの祖父はキリスト教の牧師。両親も厳格なクリスチャンだったため、ゲイをカミングアウトした彼は家に居場所を失い、15歳のころには酒場のミュージシャンとして生活していたとのこと。

人気爆発と突然の活動休止

1955年の『トゥッティ・フルッティ(Tutti-Frutti)』のヒットで一躍スターダムにのし上がり、ヒット曲を連発する。

しかし1957年10月に突然引退を宣言すると、翌年1月には神学を学ぶため大学に入学します。やがて牧師となり「ロックンロールは悪魔の音楽」と否定して、歌うのはもっぱらゴスペルとなりました。この辺りの経緯は こちら「ロックの歴史を変えた『叫び声』」- リトル・リチャード Little Richard – に詳しく書かれています。

 

ロックンロールの封印を解く

1962年、彼はある出来事がきっかけで、ロックンロールの封印を解き、復活します。その時の様子は、こちらの記事に詳しく書かれています。↓

なぜリトル・リチャードは牧師になり、そして再びロックンロールの世界に戻ってきたのか
「リチャードはロックンロールの偉大なる“キング”の1人だ」(ポール・マッカートニー) ロックンロールを語る上で欠かすことのできない存在、リトル・リチ...

 

2013年9月ついに引退

復活後のリトル・リチャードは80歳近くまで音楽活動を続けていましたが、2013年9月に引退を宣言しました。

リトル・リチャードが歌手引退を宣言 | BARKS
リトル・リチャードが歌手活動から引退するようだ。派手な衣装に凝った演出のショーでそのパワフルなショーマンシップを見せつけ、ロック界の先駆者として名高いリチャ...

「俺がショービズの世界で仕事を始めた時には、まだロックンロールなんてもんは存在しなかったんだ……だから、そこに俺のレガシーがあるって言えるはずさ。『トゥッティ・フルッティ』を発表した時、その時こそロックが本格的に誕生した瞬間なのさ」

BARKS 2013/09/05 より引用

「自分はロックの創始者だけど、何にも貰っていない」は、グラミー賞のプレゼンターで呼ばれた際のお決まりのジョークとなっていました。そんなことを言っても嫌味にならないのは、今で言う「オネエキャラ」の為せる業かもしれません。

 

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