たまたま同じタイミングでメジャーな企業を騙った(かたった)フィッシングメールが届きました。内容が稚拙すぎて腹が立ちますが、この手のメールが無くならないのは、反応してしまう人が一部に存在するからでしょう。参考になればと自分が注意しているポイントを書きました。(文中敬称略)
アマゾン(amazon)とアップル(Apple)を騙る怪しいメールたち
まずは、実際に届いたメールの文面をコピペしてみました。
メールA:アマゾン
メールB:アップル
自分にしてみれば、もう胡散臭さプンプンで見た瞬間にフェイクと分かります。
それでもこういった詐欺メールが消えて無くならないのは、ほんの一部に「疑いを持たずに」反応してしていまう人がいるからなのでしょう。
どこが怪しいのか? フィッシングメール
そういったごく一部の「怪しいと思わない」人たちのために、「怪しい」「おかしい」と感じるべき留意点をざっくり書きましょう。
ただし、あまり細かい具体的なポイントを書くのは控えます。詐欺グループに改善のヒントを与えてしまいますので。
送り先のメールアドレスを確認
メールアドレスはどうなってますか? もしこれら(AmazonやApple)のサービスを使っているのであれば、登録しているメールアドレスですか?
上記の事例はいずれも会社ドメインの仕事用メールアドレス宛に送られてきています。このアドレスでは利用登録をしていないから、もうこの時点でアウト。
送り主のメールアドレス
メールを送ってきた相手側のメールアドレス・・・事例メールBのAppleのメールアドレスはあきらかに変です。アウトです。
日本語がおかしい
もうこれは明らかですね。全体的にも違和感を覚えるし、個別には変な表現が多すぎて突っ込みどころが満載です。慌てずに文章をチェックしましょう。
基本は「即レスしない」こと
電子メールがそれほど普及していなかった時代には「なりすまし電話」が普通にありました(現代の「振り込め詐欺」もなりすまし電話の一種ですが)。
私が銀行で働いていたときによくかかってきた「なりすまし電話」の多くは、「他の銀行の担当者を名乗る者」や「企業調査会社を名乗る者」でした。
なりすまして取引先の実態を探ろうとしていたわけです。
そういう問い合わせの電話に対する応対の鉄則は次の流れでした。
受けた電話に直接回答しない
↓
先方の電話番号を聞いて、いったん電話を切る
↓
調べられるものは正当な電話番号を調べる
↓
折り返し電話をする
実際に電話をしても、該当者がいなかったり、電話番号がデタラメだったりするケースがありました。
今ではインターネットでかなり細かく正確な情報まで調べることが出来ます。怪しそうなメールにはすぐに反応せずに、冷静に「ホンモノかどうか」を調べましょう。