かつて日産の主力工場であった「日産自動車座間工場」の跡地にある「日産ヘリテージコレクション」。自動車マニアが泣いて喜ぶ歴代の名車が常時約300台も展示されています。完全予約制の見学会をご紹介します。(文中敬称略)
NISSAN「日産ヘリテージコレクション」とは?
日産ヘリテージコレクション(旧 日産座間記念車車庫)は、歴代の日産車をはじめ、各時代のコンセプトカーやレース車両などが、ほぼ実働状態で保管されている施設です。
日産自動車座間工場は1995年まで主力生産工場のひとつ
日産自動車座間工場は、1965年に完成し、1995年まで日産自動車の主力生産工場のひとつとして存在していました。
工場閉鎖後は、敷地の一部が「カレスト座間(販社)」と「イオンモール座間(商業施設)」となっており、また一部区画は「日産自動車座間事業所」となっています。
現在の日産自動車座間事業所では試作、設計・開発等
1995年の車両生産を終了した後、座間事業所で行っている事業は次のとおり。
- 新型車の集中試作
- プレス金型、車体生産設備の設計・製作
- 電気自動車用のモーターインバータとリチウムバッテリーの開発・生産
座間事業所では、新型車の集中試作、プレス金型および車体生産設備の設計・製作と電気自動車に搭載するモーターインバーターとリチウムイオンバッテリーの開発・生産を行っています。
日産の生産技術の拠点として、また世界トップレベルのリチウムイオンバッテリー生産拠点として重要な位置を占めている事業所です。
さらに興味があれば、次のPDF資料もご参照ください。
- 座間事業所の周辺環境がわかる [PDF] 座間事業所 アクセスMAP
- 座間事業所の紹介パンフレット [PDF] 座間事業所のご案内
日産ヘリテージコレクションの概要
座間にある記念車展示「日産ヘリテージコレクション」の概要は以下のとおりです。
- 1930年代からの記念車400台を所蔵し、うち常時約300台を展示
- 有名な名車のほか、活躍したレースカー、話題性の高いモデルを保管
- 車両の70%は走行可能な状態を維持
古いものでは1930年代の生産車から歴代のレースカーまで、日産のオンロード、オフロード両面の歴史を物語る車両など、総勢約400台の記念車を所蔵し、うち常時約300台を展示しています。
みなさまに愛された名車たちのほか、モータースポーツで優秀な成績を収めた車両や、東京オリンピックで聖火を運んだ車両、世界初・日本初の技術や話題性の高いモデルなどを保管しています。
こちらにある車両の約70%は走行可能な状態を維持させ、クルマの心臓であるエンジンもいつでもかかる状態に整備しております。
2018年6月27日に開かれた「取材会」の詳細なレポート
NISSAN HERITAGE COLLECTION online で記念車の検索もできます。
NISSAN・日産ヘリテージコレクションの「見学会」
日産ヘリテージコレクションでは見学を公開しています(完全予約制)。
見学会の概要
見学時間・見学可能人数・見学対象
・10:00~12:00 40名様まで
・14:00~16:00 40名様まで
中学生以下のこどもの見学には、保護者の方の引率が必要。
見学テーマ
・日産の80年の歴史
・日産の技術の歴史
・日産のデザインの歴史
見学内容
ビデオ上映・説明 約20分
ガイド形式での記念庫見学 約25分
自由時間 45分
アンケート記入 5分
その他「見学会」の詳細は 日産ヘリテージコレクション 見学のご案内 をご参照ください。
空き情報の確認および見学の申込みは 日産ヘリテージコレクション《一般》見学のお申し込み インターネット予約 から。
イオンモール座間の日産座間インフォメーションセンター
ちなみに、日産ヘリテージコレクションに隣接する「イオンモール座間」には、「日産座間インフォメーションセンター」が設置され、座間工場の歴史パネルや実車が展示されています。
往年の名車が展示されていることも!!