音楽関係の記事をスピンアウトしました ← バブル世代ど真ん中
▼スポンサーリンク▼

ロッド・スチュワート | スタンダード曲も素敵だ

当ページのコンテンツにはプロモーションが含まれています

中高生の頃、ハスキーボイスでロックを歌うイメージが強かったロッド・スチュワート。数年前にスタンダード・ナンバーのカバーアルバムを何気なく聴いてみたら、これが実に良かったので、またよく聴くようになりました。(文中敬称略)

1970年代から活躍する”ロック・スター”ロッド・スチュワート Rod Stewart

1970年前後から「ジェフ・ベック・グループ(The Jeff Beck Group)」や「フェイセズ(Faces)」に属しながら、イギリスでソロ活動を行っていたロッド・スチュワート。

フェイセズ解散後に渡米して1976年に「Tonight’s The Night(今夜きめよう)」が全米チャートNo.1の大ヒットとなります。

Rod Stewart – Tonight’s The Night [Gonna Be Alright]

カバー曲でヒットも生みながら、ブラジルアーティストの曲を盗作して敗訴する

1979年の「アイム・セクシー(Da Ya Think I’m Sexy?)」はディスコ・ミュージックの要素を取り入れた曲でヒットしました。

Rod Stewart – Da Ya Think I’m Sexy? (Official Video)

「アイム・セクシー」が収録された1978年のアルバム『Blondes Have More Fun』は、日本では『スーパースターはブロンドがお好き』という(ロッド・スチュワートにぴったりな)何ともはやはタイトルとなり、大ブームとなりました。

「アイム・セクシー」を収録した『スーパースターはブロンドがお好き』は、日本のオリコンアルバムチャートでも2位まで上昇する大ヒットを飛ばし、1979年3月のソロ初の日本公演チケットは、ハガキによる抽選販売であった。会場の収容人数が合計8万人に対し、40万通を超える応募が殺到し、日本でも人気が高いことが実証された。

Wikipedia ロッド・スチュワート より引用

 

「アイム・セクシー」の盗作訴訟でロッド・スチュワート敗れる

ところが、この「アイム・セクシー」という曲でトラブルが起きました。

ブラジルの ジョルジ・ベン / Jorge Ben ※の タジ・マハール / Taj Mahal という1986年に発表された曲に酷似。※1989年からジョルジ・ベン・ジョール(Jorge Ben jor)に改名

パクり疑惑は盗作訴訟に発展し、結局はロッド・スチュワート側が敗訴。盗作を認めて「アイム・セクシー」による印税収入を全て国連児童基金へ寄付したとのこと。

ブラジルのサンバ・ロックの音楽家、ジョルジ・ベンジョール(当時はジョルジ・ベン)が起こした盗作訴訟によって、この曲は彼の「タジ・マハール」を転用していることが立証された。

スチュワートはこの曲から得られる自身の印税を国際連合児童基金に寄付することに同意した。スチュワートはこの曲を1979年の国際連合総会時に行われたユニセフ・コンサートで演奏した。

Wikipedia アイム・セクシー より引用

 

▼ジョルジ・ベンのオリジナル曲はこちら

Jorge Ben jor – Taj Mahal

この騒動の以前も以後もカバー曲によってヒットを生み出しているのだから、気に入ったならば正式にカバー曲として利用すればよかったのに・・・と思わざるを得ません。

 

そもそも’70年代からカバー曲でヒットを生み出していた

1975年にヒットしロッド・スチュワートの代表曲となった セイリング / Sailing も、1972年のサザーランド・ブラザーズの曲のカバー。

Rod Stewart – “Sailing” (Official Music Video)

21世紀に入り、スタンダード・ナンバーのカバーアルバムが大ヒット

ロッド・スチュワートは、2002年からシリーズとして発売されたスタンダード・ナンバーのカバーアルバム『ザ・グレイト・アメリカン・ソングブック』のシリーズを全世界で大ヒットさせます。

2002年から2005年にかけては、スタンダード・ナンバーをカヴァーした『ザ・グレイト・アメリカン・ソングブック』シリーズ全4作が全米だけで830万枚の大ヒット。

全世界で2000万枚以上のセールスを記録。Vol.3では、自身25年振りとなる全米1位を達成。

グラミー賞の”最優秀トラディショナル・ポップ・アルバム”部門を受賞。通算14度目のノミネートで待望の初受賞となり、復活を果たした。

Wikipedia ロッド・スチュワート より引用

ロッド・スチュワートが歌うスタンダード・ナンバーのカバー曲をいくつか紹介しましょう。

The Way You Look Tonight(今宵の君は)

ジェローム・カーン作曲による「The Way You Look Tonight(今宵の君は)」のオリジナルは、フレッド・アステアが1936年の映画「Swing Time(有頂天時代)」で歌った曲。

Rod Stewart – The Way You Look Tonight (from It Had To Be You)

They Can’t Take That Away from Me(誰にも奪えぬこの想い)

ガーシュウィン兄弟の作詞作曲による They Can’t Take That Away from Me / 誰にも奪えぬこの想い も、フレッド・アステアが1937年の映画「Shall We Dance?(踊らん哉)」で歌った曲がオリジナル。

They Can’t Take That Away from Me (from One Night Only! Rod Stewart Live at Royal Albert Hall)

What a Wonderful World(この素晴らしい世界)

ラストは、ルイ・アームストロングの代表作 What a Wonderful World / この素晴らしい世界 のカバー曲。

What a Wonderful World (from One Night Only! Rod Stewart Live at Royal Albert Hall)

タイトルとURLをコピーしました