すかいらーくグループのトレードマーク「ひばり」を看板とした店は無くなってしまいました。しかし私は、子供時代の想い出が重なるこのマークが大好きです。社名とマークの由来となった発祥地「ひばりヶ丘」が私の地元であったことにも縁を感じます。(文中敬称略)
すかいらーくグループのレシート裏のひばりのマークにほっこりした
先日ファミリーレストランの「ジョナサン」で食事をしました。会計を終えて、ふとレシートの裏を見ると「ひばり」のマークが目に入り、ジョナサンも「すかいらーく」のグループだということを知りました。
「すかいらーくグループ」はいまや、外食チェーンのトップクラスの売上を誇る巨大な企業です。
この「眠そうなひばり」のマークを看板にしたお店は、もう無くなってしまいました。しかしグループのトレードマークとして起用され続けていることが、実は私にとっては嬉しい。
このひばりのマークには、私はとても懐かしい思い出があるのです。
郊外型ファミレスの先駆け「すかいらーく」
「すかいらーく」という郊外型ファミリーレストランの第1号店(国立店)がオープンしたのは1970年のことです。つまり私が小学生のころの昭和40年代(1965年~)は、「ファミリーレストラン」という業態はまだ珍しい・・・というよりほとんどありませんでした。
たまたま私の自宅から20分くらい車で走った場所に「すかいらーく」がありました。家族で「すかいらーく」へ行くのは年に2,3回程度? すかいらーくで食べるハンバーグステーキが、小学生の自分にとっては貴重な「非日常」でした。
「特別な日に家族で車で食事に出かける=すかいらーく」であり、車の窓から遠くに見える「ひばり」の看板がだんだんと近づくに従って、とてもワクワクしたことを覚えています。
すかいらーくの社名の由来は発祥の地「ひばりヶ丘」にあり
ところで、すかいらーくの社名とトレードマークはなぜ「ひばり(Skylark)」なのか?
最近になってその由来を知ってビックリしました。私の実家に近い場所にゆかりがあったのです。
すかいらーくの前身である「ことぶき食品」が東京都保谷市(現在は西東京市)のひばりヶ丘団地の中にあったから・・・ということです。
ひばりヶ丘は私の通学路だった
「ひばりヶ丘」は私が育った「東久留米」と隣接しており、いわば私の「庭」のような場所でした。厳密に言えば「ひばりヶ丘団地」は保谷市と東久留米市にまたがっていました。
高校時代には自転車で武蔵境へ向かう通学路の途中に「ひばりヶ丘団地」があり、毎日のように団地の中を通り抜けていました。
もしかしたら、私が小さい時に行っていた「すかいらーく」は“創業地に最も近いお店”だったかもしれません。
こういう縁を知ってしまうと、ますます「ひばり」のマークに愛着を感じてしまいます(笑)