忌野清志郎→実は「ザ・タイマーズ」の名曲がデイドリームビリーバー

投稿日:2018年2月 25日(日) 更新日:

ライブハウスの観客

photoAC

RCサクセションとかアナーキーとか『メシ喰うな!』とか、古い時代のロックバンドの話。CMソングとして有名な『デイ・ドリーム・ビリーバー』は、忌野清志郎の曲だと思われているが、リリース時には「ザ・タイマーズ」という覆面バンドでした。その背景を解説すると同時に、古い時代のロックバンドのお話。(文中敬称略)

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セブンイレブンのCMソングで有名な『デイ・ドリーム・ビリーバー』

オリジナルは言わずと知れたモンキーズ(The Monkees)の『Daydream Believer』です。

誰もが耳にしたことのあるこのカバー曲の歌い手は忌野清志郎。RCサクセションを率いて圧倒的な存在感を放った日本のザ・キング・オブ・ロックです。

ロックファンの間では有名な話ですが、このカバー曲『デイ・ドリーム・ビリーバー』のリリースは、忌野清志郎でもRCサクセションでもなく、一風変わったバンドであったことをご存知ですか?

バブル絶頂期の1988年に結成し翌年に『デイ・ドリーム・ビリーバー』をシングル発売したのは『ザ・タイマーズ』というグループでした。

デイ・ドリーム・ビリーバー  THE TIMERS

 

ZERRYこと忌野清志郎の『ザ・タイマーズ』

忌野清志郎は「ZERRY」と名乗り、他のミュージシャンのライブに乱入してデビュー。学園祭にも多数出演しました。

「ZERRY(ゼリー)」は、同じくモンキーズのカバーしていたザ・タイガーズの沢田研二のニックネーム「ジュリー」をもじっています。

メンバー全員が土木作業の現場作業員であったと称し(ゼリーは「西国分寺方面」の「坂の裏っ側の方」の現場にいたとしている)、メンバー全員がいわゆるドカヘル(土木作業用のヘルメット)を被り、「現場でサボって音を鳴らしているうちに出来上がった」バンドとして登場。

しかしサングラスもかけ、手ぬぐいで鼻から下を覆ったゼリーの風貌は学生運動を行う新左翼活動家のパロディにも見えた(トッピはサングラスのみ着用、ボビーとパーは特に顔を隠していなかった。ゼリーもライブで歌う際は手ぬぐいを取っている)

タイマーズ Wikipedia より引用

『THE TIMERS スペシャル・エディション』ダイジェスト映像

 

タイマーズ結成のきっかけは、東芝EMIから発売される予定だった『COVERS』というアルバムの発売中止です。

『COVERS』の中の「ラヴ・ミー・テンダー」と「サマータイム・ブルース」という曲で核問題と原子力発電問題が歌われていたため、親会社の東芝から圧力がかかったのでした。[1]

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清志郎の歌詞に込められた母親への気持ち

『デイ・ドリーム・ビリーバー』の歌詞は原曲と異なる内容で、忌野清志郎のオリジナルです。

そこには、37歳で初めて知った生みの母親(育ての母親の妹)の存在とその遺品を目にしたときの感動が表現されています。

父と母がともに実の両親ではないと知らされたのは、育ててくれた母が他界した1986年のことだったという。清志郎は父からも、「俺は本当の父親ではない」と告げられた。

その2年後に突然、父が亡くなった。その後に親戚のおばさんが持ってきてくれたのは、育ての母の妹にあたる実母の富貴子さんが残した遺品だった。

そこには写真や書き残した文章、短歌などがアルバムにていねいに保存されていたばかりか、彼女が吹き込んだレコードまであった。

2014年に入ってから公表された当時のノート『ネズミに捧ぐ詩』には生みの母への思いや、遺品を目にした時の抑えきれない喜びが「HAPPY」と題して記されている。

TAP the POP 2017/7/11 佐藤 剛 より引用

 

校内暴力吹き荒れる中学時代『アナーキー(亜無亜危異)』

そんな反骨精神の塊である忌野清志郎のバンド『RCサクセション』は、私の中学時代にブレイクしました。

その時代は全国各地の中学校で校内暴力が吹き荒れていた[2]です。

不良と不良予備軍たちのお気に入りのロックバンドをざっくり分けると次のパターン。

  • 不良連中は『アナーキー』や『ザ・スターリン』
  • 不良になりきれないちょいワルは『RCサクセション』

大雑把に言うと、そんな棲み分けだったイメージがあります。

アナーキー(亜無亜危異)は今年(2018年)「不完全復活」しました。

普通の(でも歌謡曲にも入り込めない)中学生はYMO(イエロー・マジック・オーケストラ)に夢中でしたね。

 

 
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幻の日本のロックバンド『INU』の『メシ喰うな!』

あまのじゃくだった私は、「誰一人そんなレコード持っていないだろう」というロックバンド『INU』[3]を聴いていました。

後に芥川賞作家となった町田康(町蔵)が結成したバンドです。代表アルバム(と言うか、1枚しか出していない)は『メシ喰うな!』

友人に紹介したところ、

「おもしれーな-これ!みんなに聞かせたいな!」

「じゃあ、放送委員にお願いして昼休みに流してもらおうぜ!」

毎日お昼の弁当タイムには校舎内に”食事がおいしくなるような”音楽が流されていました。それを利用しようと考えたのです。

放送委員の友人に依頼すると快諾してくれたので、私は『INU』の唯一のアルバムレコード『メシ喰うな!』を渡しました。そして放送当日・・・

『メシ喰うぅなぁーー! メシ喰うぅなぁあーー!!』

といった強烈な歌が校舎内に響き渡りました。食事中の生徒たちがザワザワしているのを感じます。すると職員室から先生が放送室に駆け込んできました。

「お前ら、なんて曲をかけてるんだ!すぐ止めろ!!」

「奥野ー!またお前かーー!?」

その後、先生たちに何をされたかは・・・書けません。。

 

 歌詞に興味がある方はこちらでどうぞ

 
脚注

1. COVERS (RCサクセションのアルバム)ーWikipedia を参照
2. 校内暴力-Wikipedia を参照
3. INUーWikipedia を参照

 

 

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