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オンデーズ再生物語『破天荒フェニックス』CFOの裏話まとめ(1)

「オンデーズ再生物語」に関するインタビューが、Newspicksの「イノベーターズ・トーク」で5話連載されました。当初からの事情を唯一知るCFOの奥野がTwitterで少しずつツイートした、小ネタをまとめてみました。(文中敬称略)

#01:借金14億円。倒産寸前のメガネチェーンを蘇らせた男

田中修治の特徴「ネジが1本飛んでいる」

「田中修治の特徴」を人から聞かれたときによく使うフレーズ→「普通の人と比べるとネジが1本飛んじゃってる、良い意味で。発想力と行動力が並外れていて躊躇しない」

「俺、ヒーローになりたいんスよね」”爺キラー”田中修治

屈託なく「オレ、ヒーローになりたいんスよね」と言い放つ田中修治に対し「とんでもなく面白い(期待できる)男」と、注目していた大先輩の経営者の方々も少なくない。いわゆる「爺キラー」だった。しかしながら資金調達は困難を極めた。

#02:企業再生では、徹底した「えこひいき」がものをいう

オンデーズ再生は、当局や銀行の「バランスシート至上主義」へのアンチテーゼ

オンデーズ再生への取組みには、当局や銀行の「バランスシート至上主義」へのアンチテーゼの意味合いがあった。

7年かけて、ゾンビのような会社が「銀行に1円のロスも出させずに」正常化を果たし、ぼくの違和感が正しいことを自ら実証したのだ。

債務超過の中小企業”つぶし”「2年3年ルール」

当時なぜ、当局や銀行が債務超過の中小企業にひどい仕打ちをするようになったのか?

引き金となった「2年3年ルール」についてブログで簡単に解説した。

銀行員の暴言ワースト2

銀行員の酷い発言ワースト1は小説の中に出てくる。次点ははこれ→返済リスケ中に半年毎の更新を機械的に行っていた。

奥野「どうせうちの会社なんかゴミみたいなもんですよね・・・」
銀行「そーなんです。面倒くさくってしょーがないッスよ!」

真顔で言われた。

#03:東日本大震災での転機。そして海外へ進出

シンガポール進出の成功について情報統制→評点大幅ダウン

シンガポール進出の大成功について情報統制を敷いたとき、企業調査会社に対しても、一切の情報提供及びインタビューを拒否(礼は尽くした)→「情報非開示」として評点が大幅にダウン。これが後に、私たちを苦しめることに。。

帝国データバンク評点のみで融資審査を完結させる信じがたい銀行

ライバルを出し抜くために成功情報をひた隠しにしていた影響で帝国データバンク評点がとんでもない低水準に→そんな外部データを融資審査の主軸においている愚かな金融機関もあることは知ってほしいと書いたブログ。参考にどうぞ。

東京ガールズコレクションのスポンサー効果、震災で吹っ飛ぶ

東日本大震災の6日前、虎の子の資金を投入して東京ガールズコレクションのスポンサーに。主催したミスコンのグランプリが当時ヤクルト監督のお嬢様→マスコミが殺到。来週のテレビはオンデーズが出まくりだー⁉️→震災で全番組中止に😱。

避難所のメガネ無料配布が日経新聞に取り上げられた→銀行の反応さまざま

東日本大震災のとき避難所にメガネを無料配布に行ったエピソード。たまたま偶然その場所で日本経済新聞の記者の方が取材に来ていて、写真付きの記事にしてくれたのです。記事文だけはまだ残っています。

「すばらしい」と称えてくれる銀行もあれば、「返済リスケ中なんだから(こんなのにカネを使うのなら)事前に報告してもらわないと困る」とクレームをつけてきた銀行もあった。「急を要するボランティア活動さえも銀行に伺いを立てなきゃいけないの?」と呆れた。

#04:マーケティングを駆使した、ビジネス小説出版秘話

資金ショートは毎月がピンチ

常に翌月末が資金不足。月半ばでも当月末や翌5日がXデー。日繰り表が命。1円単位で全ての支払予定をコントロール→月商5億円でも預金残が数百万円。80ヶ月以上その繰り返し。小説は大きな資金ショートが時々襲う印象→現実は毎月ピンチ。

胃潰瘍?

深夜に意味不明なメール配信~悲痛な叫び

毎晩『売上実績速報』を檄文付きで社内にメール配信していた。深夜2時、3時になっても檄文がどうしても思い浮かばないとき、代わりに「ウオーー」とか「ウヒャーー」みたいな悲鳴を書き殴ってメールして「気が触れたか?」と心配された。

本気で日本一、世界一を標榜していた

毎晩メール配信していた実績速報のタイトルは”あしたのジョー”風の「あしたの”日本一の”ために‼️」2009年当時に本気で日本一を標榜していた。そして2014年11月にはタイトルが「あしたの”世界一の”ために‼️」へ変更された (゚∀゚)

追い詰められたときに救ってくれた映画

追い詰められて、精神的に「やばい一歩手前のゾーン」を自覚することがあった。そんなときは、部屋を真っ暗にしてスクリーンで映画を観る。心洗われてスッと楽になった映画を思い出してみた。

#05:バブル前夜のメガネ業界。日本市場の可能性とは

もう平穏な状態は退屈で耐えられない

「オレたちってもう、普通の平穏な状態は退屈で耐えられない体質になっちゃったよね」とよく冗談を言います。しかし決してピンチを追い求めているわけではなくて「もうあんなこと(当初の7年)は二度とやりたくない」というのも本音です。

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