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電卓の便利機能「定数計算」のキー操作方法はメーカーによって異なる

電卓には教わったり調べたりしないと知り得ない便利機能が色々とあります。中でもよく使うのが「定数計算」の機能。しかし実はメーカーによってキー操作の方法が違うことを知りました。買い替え時は注意が必要かも・・・(文中敬称略)

長期間使い続ける電卓には色々な便利機能がある

久しぶりに電卓を買い増ししようと思い立ち、いくつかの製品を調べてみました。電卓は簡単に壊れるものではないため、一つの製品を十数年使い続けたりします。

ちなみに私は、社会人になってから約30年のうち、前半はCITIZEN製を使い、後半はCASIO製を使い続けています。

銀行の初任者研修で教わった電卓操作Tips

私が入った銀行では最初の集合研修で「電卓の使い方」の講義がありました。(厳密に言えば、効率の良い計算Tipsの中の1トピックとして電卓を取り上げた形)

その研修講義で初めて知って、後の業務にずっと役立っている知識は「電卓の定数計算機能」です。

定数計算とは何かと言うと、

  • 10+25=
  • 10+35=
  • 10+20=

のように「10(定数)」を固定して、定数に足す数字を変えて行う計算です。

こういった計算を行う場合には、電卓の「定数計算機能」を使えば「10」は1回押すだけで良いのです。

CASIOの電卓は演算キーを2度押しする

私は長い期間CASIOの電卓を使ってきました。定数計算の方法は、例えば加算「+」であれば、「+」のキーを2回押します。

  • 10++25=
  • 35=
  • 20=

このキー操作で計算が済むのです。

CASIO DS-2DB/3DB取扱説明書 より引用

電卓メーカーによって定数計算の操作方法が違う

ところが、他のメーカーの電卓も購入対象として検討しようと取扱説明書をダウンロードして調べてみると、メーカーによって「定数計算」の操作方法が違うことを知りました。

CASIOが演算キーを2度押しするのに対し、SHARPとCITIZENは演算キーを1回押すだけで自動的に定数となります。

SHARP製の電卓の取扱説明書

SHARP CS-S952/CS-S952C取扱説明書 より引用

CITIZEN製の電卓の取扱説明書

CITIZEN DM1260取扱説明書 より引用

操作に慣れてしまえばどちらでも問題はないと思います。

ただし知らずに機種を買い替えて、以前の通りに操作をすればミスが発生する可能性があります。電卓を変えたら、面倒でも取扱説明書を一読することをおすすめします。

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