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輸入物の冷凍ベリー類はA型肝炎に気をつける必要がある!?

冷凍ミックスベリーを日常的に、凍ったままボリボリ食べています。先日「食中毒になるから加熱したほうが良い」というドキッとする書き込みを見つけたの調べてみました。確かに海外ではA型肝炎に感染する事件も起きています。(文中敬称略) 

冷凍ベリーは火を通した方が良い?

私は毎日と言って良いほど「冷凍ベリー類」を食べています。

大抵はヨーグルトに入れて一緒に食べる形。凍ったままボリボリかじることもあります。

ところが先日、ネット上で気になる情報を目にしました。

冷凍ベリーは加熱してから食べるほうが良い。A型肝炎に感染するリスクがある

という内容です。

2013年『東京都食品安全情報評価委員会』議題に

確かに「冷凍ベリー 食中毒」でインターネット検索をかけると、情報がたくさん出てきます。

しかしほとんどが海外の事例です。 日本での冷凍ベリーによる被害はどうなのか!?

2014年に都内流通品の調査結果あり

2014年2月に開かれた第2回『東京都食品安全情報評価委員会』のレポートがあります。

ベリー類によるA型肝炎食中毒について

2013年の第1回『食品安全情報評価委員会』 で”都内に流通するベリー類についてA型肝炎ウイルス等によ る汚染実態を調査して再検討する”とされた再調査の結果報告です。

都内に流通する輸入ベリー検体は陰性

2014年度に実施したサンプル(109検体)調査結果は陰性でした。

「平成 26 年度に都内に流通する輸入ベリー類 109 検体について、 A型肝炎ウイルスの検査を実施したが、すべて陰性であった」

東京都福祉保健局ウェブサイト より引用

レポートでは、2012年~2013年に海外で発生した「ベリー類が感染源と疑われるA型肝炎ウイルスによる広域食中毒の発生事例」として3つの例を挙げています。

  • カナダ
  • 北欧4カ国(デンマーク、フィンランド、ノルウェー、スウェーデン)
  • イタリア

日本国内でのA型肝炎による食中毒の発生は、2003年からの10年間で6件。

うち4件は生鮮魚介類、残り2件は原因不明とのこと。

A型肝炎による食中毒発生状況 2003 年から 2012 年までに、国内ではA型肝炎による食中毒が6 件発生している。

そのうち4件は、生鮮魚介類を大量に扱っている 調理従事者からの二次汚染が原因と推測されているが、他2件につ いては原因不明である。 

東京都福祉保健局ウェブサイト より引用

海外の事例あれこれ

上記のレポート事例の以降も、海外での冷凍ベリー類による食中毒のニュースを確認できます。

2013年9月、アイルランド

アイルランド食品安全庁(FSAI)、輸入冷凍ベリー類は摂取する前に加熱するよう消費者に注意喚起

FSAIは、食品業界に対しても、輸入冷凍ベリー類は消費者に提供する前に最低でも1分間加熱するよう呼びかけている。

様々な種類の冷凍ベリー類及びベリー類が含まれる食品の検体について検査が行われたが、汚染の程度が低いと疑われること、また、具体的なロットが特定できていないことから、今回の集団食中毒の推定感染源に関する証拠は、微生物学的分析よりもトレーサビリティ調査から得られる可能性がある。

現時点では、13の製品のA型肝炎検査結果はいずれも陰性であった。

内閣府 食品安全委員会ウェブサイト より引用

2015年2月、オーストラリア

豪州で9人がA型肝炎、中国で加工の冷凍ベリーが原因か

▼作業員の手洗いが不完全? 洗浄水が汚染?

専門家らは感染経路として、中国における労働者たちの不衛生な環境や水道水汚染の可能性が考えられるという。

A型肝炎は、糞便中に排せつされたウイルスが口から体内にはいる、いわゆる「糞口感染」で感染する。

今回の事例では、中国の作業員たちが手洗いが不完全なまま製品を扱ったか、ベリー類を洗浄した水がウイルスに汚染されていた可能性があるという。

AFPBB News 2015年2月17日  より引用

2018年6月、オーストラリア

▶冷凍フルーツでA型肝炎 64歳が死亡「2カ月前にリコールしたのに…」豪州 (2020/10/29追記:引用元サイトは削除済)

▼A型肝炎ウイルスの潜伏期間は通常15日~50日

これまでに感染が確認された24人のほとんどが回復しており、A型肝炎ウイルスの潜伏期間は通常15日~50日だとされることから、回収から2カ月が経過した今になって発症した今回のケースは想定外だったという。

▼A型肝炎ウイルスは、人の手を介して感染する

A型肝炎のウイルスは、便の中に排泄され、人の手を介して、水や氷、野菜や果物、魚介類を経て口に入ることで感染する病気で、過去には貝類による集団感染や、性交渉で感染するケースもあった。

感染すると潜伏期間を経て、急な発熱や全身のだるさ、食欲不振や嘔吐などが見られ、数日後には目や皮膚が黄色くなる黄疸症状が現れる。

上下水道が整備された先進国ではほとんどみられないが、衛生環境が劣悪な地域への渡航や、輸入食品によって感染するケースがある。

exciteニュース 2018年6月7日 より引用

トップバリュ『ベリーミックス』はそのままOK?

ちなみに私が最近よく使っているのは、イオンのPB商品トップバリュの『ベリーミックス』です。

このパッケージは裏の説明書きを見ると「そのままお召し上がりください」と書いてあるのですよね。

そう言うからには、当然ながら衛生面に相当気を使っていると思うので「工程に不安がある商品よりは安心できるのかなー?」と信じて使っています。

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