"破天荒"元銀行員・CFOの頭の中?

銀行

インターネットバンキングの照会範囲指定に各銀行の配慮の差を見る

2019年11月 5日(火)

ネットバンキングの照会範囲選択

多くの銀行と取引をしていると必ず戸惑うのは、インターネットバンキングの操作性の違いです。「入出金明細の照会範囲の指定」にフォーカスして8つの金融機関を比較してみました。開発者はもっとユーザー目線に立たないとダメだ。(文中敬称略)

預金口座の入出金明細の照会画面の違い

OWNDAYS は現在10以上の銀行に預金口座を持っています。

財務経理は、毎月のルーティンとして各口座の動き(入出金の明細)をダウンロードして保存します。

しかし、この「入出金明細」を照会する(調べる)際に、期間の範囲を指定する方法が銀行によってバラバラなのです。

実は、使い勝手が悪い銀行の方が多いのです。「ユーザーの利便性」を真剣に検討しているのかどうか、銀行側のスタンスも透けて見えるとさえ思ってしまいます。

 

メガバンクと信用金庫は独自のシステム

まず、現在(2019年11月)時点で最も使い勝手が悪いのは、2つのメガバンクです。

「残りのメガバンク1つはどうした? 」かと言うと、銀行取引正常化と同時に私の方から取引を解消しました。

メガバンクのネットバンキングは、それぞれ独自のプラットフォームを開発して使用しています。

 

大手の信用金庫も独自のプラットフォームを使っています。

しかし残念ながら、メガバンクの仕様および後述する地銀(地方銀行)の統一プラットフォームと比較すると全然イケていません。

 

地銀は2種類のプラットフォームに集約された

2010年代に入ってから、ネットバンキングの仕様を変更する地銀が相次ぎ、大きく2つのプラットフォームに集約されました。

しかし、同じプラットフォームなのに細かい設定が統一されていません。認証方法や照会方法が見事なまでにバラバラなのです。

他社の事例を知らず、実務の経験もない者が開発しているからか?

 

金融機関別の照会範囲の指定方法の比較

では実際に、いくつかの銀行の”法人向けネットバンキング”で「入出金明細を照会する」操作の画面をキャプチャーして比較してみましょう。(2019年11月5日現在の状況)

私の独断で「使い勝手が良い」と思う順番に並べます。

 

地銀プラットフォームA

2017年あたりから地銀の主流となったプラットフォームです。

ほとんどの操作画面は共通ながら、照会する期間の範囲指定の方法は、同じ銀行は1つもありません。

 

地銀1

この金融機関の照会期間の範囲指定が「最も細かく広範囲」で秀逸です。

プルダウン式で「(紹介できる範囲)すべて」から「前々月」まで幅広くダイレクトで指定できます。

未照会明細だけを紹介する「最新分」というボタンもあります。

 
  • 期間で指定(プルダウン)すべて、当日、当月、前月、前々月、最近1週間
  • 日付範囲で指定
  • 最新分(未照会の明細)

 

地銀2

ここは次点です。ちょっと惜しいものの、必要なポイントは押さえています。

 
  • 期間で指定(プルダウン)当日、当月、前月、前々月、最近1週間
  • 日付範囲で指定

 

地銀3

ここは(プルダウンによる)ダイレクトメニューの「前々月」がありません。

 
  • 期間で指定(プルダウン)当日、最近1週間、当月、前月
  • 日付範囲で指定
  • 最新分(未照会の明細)

 

地銀プラットフォームB

このプラットフォームBは、上記のプラットフォームAよりも古く、ログインの認証方法、照会機能や印刷機能などが陳腐なままです。

また「当月」や「前月」といったダイレクトボタンがないため、いちいち日付を入力する必要があるのが煩わしい。。

 

地銀4

ダイレクトボタンが「本日の照会」しかありません。期間指定するのが面倒くさいです。

  • 本日の照会
  • 期間指定

 

地銀5

上の「地銀4」と同じように見えます。しかし「過去明細(期間指定照会)」は前日までしか指定できないという違いがあります。

例えば「1週間前から本日までの入出金明細を調べたい」ときには、「当日明細」照会と「過去明細」照会の2つの操作を行う必要があるわけです。

クソです ヽ(´o`;

 
  • 本日の照会
  • 期間指定

 

独自プラットフォームの信用金庫

ここで紹介する信用金庫は「システムは自社開発にこだわっています!」と言っていました。しかし正直言って自己満足に過ぎません。

 

信用金庫1

この信用金庫は、珍しく「週単位」をプルダウンで指定するメニューがあります。でも使ったことはありません。

月単位指定も「当月」と「先月」をプルダウンメニューでダイレクト指定できます。

しかし、いかんせん全体的にチープな仕様が好きにはなれません。いわゆる「手作り感」に溢れています。

 
  • 指定なし
  • 週単位指定
  • 月単位指定(プルダウン)当月、先月
  • 日指定

 

メガバンクの独自プラットフォーム

前述したとおり、メガバンクのネットバンキングは、それぞれ独自のプラットフォームを開発して使用しています。

相当な開発コストをかけていることは容易に想像できます。しかしそれが故に、仕様をちょっと変更するにも莫大なコストがかかるのでしょう。

使い勝手の悪いUI(ユーザーインターフェース)のまま、かなり長い期間にわたって変化がありません。

私から銀行に改善提案をしたこともあります。しかし一向に変わりません。。

 

メガバンク1

ダイレクトボタンが「本日分」と「今月分」のみです。

過去に「せめて”前月分”ボタンをつけてくれ」と営業店経由リクエストを出したものの、シカトされています。

 
  • (各々独立)本日分、今月分、日付指定の種類のみ

 

メガバンク2

上記のすべての金融機関の中でも最悪です。

ダイレクトに期間を指定するボタンがありません。他の金融機関と比較すれば、開発側がユーザー目線に立っていないことが明白です。

 
  • 照会期間の指定のみ

 

開発側も自分で使うか他社の仕様を調べるべき

何でこんなにも操作性にばらつきがあるのか!?

開発する人たちは、リアルなビジネス現場にもっと想像を働かせる、または自分でやってみる・・・くらいじゃないとダメでしょう。

それが無理であれば、せめて他の金融機関の仕様を調べたり体験してみたりすれば、上記のような「残念なユーザーインターフェースは出来上がらない、放置されない」はずです。

こんな使い勝手の悪さだけでも「顧客の側に寄り添っているか否か」の銀行側の姿勢をユーザー側は敏感に感じ取るのです。

 

---------------ヽ(^。^)ノ

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