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私の家族の血液型は理科で習った”メンデルの法則”そのまま

私は4人兄弟姉妹で家族が6人で、私一人だけ血液型が違うのです。学校の理科で習った「メンデルの法則」で遺伝の基本的な仕組みを知ることで、余計な心配をせずに済んだのは事実です。つまらなそうな勉強も捨てたもんじゃない。(文中敬称略)

理科で習った「メンデルの法則」を復習しよう

たぶん中学の理科で習った「メンデルの法則」を覚えていますか?

主に3つの法則によって成り立っています。

  • 優性の法則
  • 分離の法則
  • 独立の法則

詳しく説明を書くと、きっと読む気が失せると思いますので、解説は省きます。

下の動画が概略を面白く説明しているのでご覧になると良いです。

 
生物遺伝1話「遺伝の法則」byWEB玉塾
 

まだ”メンデルの法則”が何なのかよく分からなくても大丈夫です。読み進めてください。

 

私の実家はメンデルの法則そのまんま?

私は兄・弟・妹が一人ずついる4人兄弟姉妹(6人家族)です。

ある時、家族で血液型検査を受けに行きました。すると「私だけO型で他の5人はB型」という結果が出たのです。

やんちゃな次男坊だった私は、親から「お前は将来は愚連隊になる。お前は橋の下で拾われたんだ!」としばしば怒られていたので、正直ドキッとしました。

しかし、やがて何で私一人だけ血液型が違うのか、その理由が分かりました。

 

Bは優性遺伝子、Oは劣性遺伝子

血液型の分類で最もポピュラーな”ABO式分類法”(A、B、O、ABの4型に分類)では、各々の血液型(表現型)の”遺伝子型”は下表の組み合わせとなります。

表現型遺伝子型
A型AAまたはAO
B型BBまたはBO
O型OO
AB型AB

遺伝子のうちAとBは”優性遺伝子”でOは”劣性遺伝子”となります。

「優性」や「劣性」というのは「優れている」とか「劣っている」という意味ではなく「特徴が現れやすい」という意味です。

ちなみに、学会では2017年から「優性・劣性」という用語は使わずに「顕性・潜性」という呼び方に変えているようです。

 

日本遺伝学会(会長・小林武彦東京大教授)は15日までに、長年使ってきた「優性」や「劣性」との用語を使わず言い換えることを決めた。遺伝子に優劣があるとの誤解を避けるため。
教科書の記述も変更するよう、関連学会とともに文部科学省に要望書を提出する。
遺伝学では100年以上にわたり、遺伝子の2つの型のうち特徴が現れやすい遺伝子を優性、現れにくい遺伝子を劣性と呼んでいた。
今後は優性を「顕性」、劣性を「潜性(せんせい)」とする。小林会長は「自分の遺伝子配列が分かる時代だけに、これから勉強する人たちは新しい用語を使ってほしい」と話す。

日本経済新聞 2017/9/15 より引用

 

B型(遺伝子型BO)同士の子は「B:O=3:1」

私の両親が(BOの遺伝子型を持つ)血液型B型の場合、生まれてくる子の血液型のパターンは次のとおりです。

▼B型(BO遺伝子型)同士の親から生まれてくる子

遺伝子型BO
BBB(B型)BO(B型)
OBO(B型)OO(O型)

Newton 重要 原理・法則集 天体,原子や分子,生物を支配する法則 Kindle版 位置No.24/30より引用

つまり、生まれてくる子の血液型の可能性は「B型が3/4、O型が1/4」なのです。

私の兄弟姉妹がまさに「B型が3人、O型が1人」でズバリその通り!!

私だけ仲間外れの血液型だというのは、ちゃんとした根拠があったわけです。

理科の学習が、一人の少年がグレて非行の道へ走ることを防いだとも言えるのでした。

おおげさかー!?ヽ(´o`;

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