寺山修司の監督デビュー作品「書を捨てよ町へ出よう」は覚悟して観ろ

投稿日:2018年7月 14日(土) 更新日:

小さな映画館の館内

@longlonglong/photoAC

「アングラ四天王」の寺山修司が初めて監督した映画作品「書を捨てよ町へ出よう」を学生時代に観に行きました。映画のタイトルはカッコいいフレーズですが、内容は前衛的な実験映画であり、観るにはかなりの覚悟が必要です。(文中敬称略)

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予備知識ゼロで寺山修司の映画を観に行った

ブログ記事 故佐藤重臣「アングラ映画のジューシン」黙壺子フィルム・アーカイブ をご覧になった方は「奥野ってアングラ映画が好きなのか?」と思われるかもしれません。

いえいえ、私はアングラ映画や前衛的な作品を好んでは観ていません。黙壺子(もっこす)フィルム・アーカイブも一度しか行っていません。

黙壺子(もっこす)以外で観た前衛映画は寺山修司の「書を捨てよ町へ出よう」でした。

大学の競技ダンス部の同期に年齢が一つ上の女子がいました。普段から彼女は、年下の私を弟のように取り扱っていました。

ある日のこと、大学キャンパスで鉢合わせした彼女が突然「奥野くん、映画を観に行くよ!」と言い出し、そのまま池袋の名画座へ連れて行かれました。

「何の映画?」

「ん? 寺山修司!」

私は「寺山修司」という名前は何となく聞いたことがあったような気がする程度。全く予備知識がないままに映画館へ入りました。

 

寺山修司とは

1960年代から1970年代にかけて活発に活動していた「アングラ劇団」。アングラ(=アンダーグラウンド)とは、大衆的ではない前衛的な文化のことです。

中でも人気のあったのが「アングラ四天王」で、寺山修司もその一人でした。

  • 寺山修司・・・「天井桟敷」
  • 唐十郎   ・・・「状況劇場」
  • 鈴木忠志・・・「早稲田小劇場」
  • 佐藤信   ・・・「黒テント」
 

 
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映画「書を捨てよ町へ出よう」実験的な前衛作品

上映されていた映画は「書を捨てよ町へ出よう」でした。寺山修司の1971年映画監督デビュー作です。

 

「書を捨てよ町へ出よう」は、ちょっとカッコいいフレーズとして耳にすることもあるかもしれません。しかしその映画は凄まじく前衛的でとんでもない内容です。

 

私は全く理解ができませんでした。内容も他人に説明できるほど記憶に残っていません。

せめて寺山修司が「アングラ四天王」だという予備知識があれば、そういう観点から作品を観察できたでしょう。しかし、もう只々「なんだこの映画はー???」で終わってしまったのです。

ある程度は前衛的なアートも楽しめるようになった今であれば、また違った印象になるかもしれません。

ただし、下のツイートにもコメントされているとおり「映画館で観ることそのものに意味がある」と、私も思います。理由はネタバレするので書きませんが。。

 

この映画に関心のある方は、YouTubeに 「書を捨てよ町へ出よう」予告編  があります。【※注意】エロ描写あり

この予告編だけでも支離滅裂な感じはある程度つかめます。

 

前衛的な映画を観る前にはせめて監督のプロフィール程度は確認したほうが良いです。

 
 

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