「カスピ海ヨーグルト」を作るために私は主に2種類のヨーグルトメーカーを使っています。機能にかなり差があるものの、実際に常用しているのは、高機能・高速の機種ではなく、シンプルで遅いマシンの方なのです。(文中敬称略)
機能が異なる2つのヨーグルトメーカー
牛乳パックを利用して「カスピ海ヨーグルト」を作るため、私はアイリスオーヤマのヨーグルトメーカーを2種類持っています。
(ちなみに、他のメーカー製を含めて、現在は5台のヨーグルトメーカーを保有しています)
アイリスオーヤマ製のヨーグルトメーカーには大きく3種類あり、そのうちの2台です。この2種類以外のもう1つの機種も持っていました。しかし故障してしまったので(写真左側の)マシンに買い換えました。
2つの機種の違いは「出来ること」と「仕上がり時間」です。
多機能なIYM-013
この機種は多機能です。メニューボタンは5種類以上あります。
- プレーン
- カスピ海
- 甘酒
- 塩麹
- 飲むヨーグルト(容量別)
- 自動
ヨーグルトが出来上がる標準時間は、例えばカスピ海ヨーグルトであれば「9時間」です。
シンプル機能のIYM-011
一方、こちらの機種の機能はシンプルです。メニューは2種類しかありません。
- プレーン
- カスピ海
ヨーグルトが出来上がる時間は「12時間」です。
常用しているのはシンプルな方
機能だけ見れば「多機能で速い」ヨーグルトメーカーの方が優れているように見えます。私が最初に買ったのも多機能な機種(IYM-013)でした。
しかし実際には、後から購入したシンプルなマシン(IYM-011)をより多く使うようになったのです。
高性能機は仕上がりが速すぎる
私がカスピ海ヨーグルトを仕込むタイミングの多くは、夕食時つまり20時前後です。
この20時前後に仕込んでから「9時間後」は午前5時です。早朝で大抵はまだ寝ている時間です。ヨーグルトは程よく出来上がってから数時間も放置すると、ホエー(乳清)が増えてグチャグチャになってしまいます。
出来上がるのが「速すぎる」のです。
シンプル機はグッドタイミングに仕上がる
これが「12時間後」であれば午前8時であり、ちょうど起床して身支度するあたりの時間に当たります。ヨーグルトはちょうど良い状態になっており、冷蔵庫へしまうことを忘れることもありません。
まさしく絶妙なタイミングなのです。
人や環境によってそれぞれ「最適」は違うのだ
ただし、決して「高性能マシン」がダメだと言っているわけではありません。例えば昼間にヨーグルトを仕込むときには、9時間後に出来上がる方が都合が良いケースもあります。
だから、状況に応じて使い分ければ、よりハッピー!?