「自分の人生に大きな影響を与えた映画をあげよ」とリクエストがあれば、私が外すことのできない映画が1994年のアメリカ映画 “フォレスト・ガンプ / Forrest Gump” です。(文中敬称略)
ガンプ(=うすのろ)なフォレストの激動の人生を描いた映画
『フォレスト・ガンプ』は私にとっては、映画館で始めて観たトム・ハンクスの主演映画でした。トム・ハンクスはこの映画で2年連続のアカデミー主演男優賞を獲得しています。
翌1995年の主演映画『アポロ13』と合わせて「トム・ハンクスすごい!」と私のお気に入りの俳優の一人になりました。
Forrest Gump (1994) Trailer #1 | Movieclips Classic Trailers
純真で邪心のないフォレストの逆転人生に学んだこと
幼少時から「ちょっとおつむが弱くて変わり者」と呼ばれたフォレストは、ひたすら無垢でまっすぐに生きていきます。
するとフォレストは(自分の意思とは関係なく)様々な出来事に巻き込まれていきます。
各々の時点では一大事で、フォレストは時には傷つくこともあります。しかし後にフォレストは予想外な形で各々の出来事から成功やリターンを得ていくのです。
繰り返しますが、フォレストには邪心などありません。何らの躊躇もせず、ただ真っ直ぐに自分の道を進んでいるだけです。
無垢な好奇心が「挑戦」へのハードルを超える
この映画『フォレスト・ガンプ』の名セリフがあります。
「人生は箱に入ったチョコレートみたいなもの。食べてみなきゃ分からない」
箱ばかり眺めて批評ばかりしていても、何ら得るものはないのです。無邪気な好奇心にまかせて箱を開けて食べてみることが大事。
「目先の損得抜きに自分の信じた道を進み、今を精一杯生きる」ことの可能性や意義を、20代の私の脳裏に刻み込んでくれた映画です。
蛇足ながら、今では珍しくもない技術・・・特殊効果を使って両足を消したり、ケネディ大統領と共演させたりした映像が話題になった映画でもありました。