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こま回しの伝統技を継ぐ「博多独楽師」外国人観光客に質問されたら?

450年以上の歴史を持つ曲技と伝統文化を「恥ずかしながら」初めて知った。ビートルズや坂本九も出演した米国のあの人気番組のYouTube動画の中に、見慣れない日本人の名前を見つけました。興味を持って調べてみたら「博多独楽」と「独楽師」という伝統芸能を認識しました。(文中敬称略)

「エド・サリヴァン・ショー」で発見した未知の日本人

YouTubeで米国の『エド・サリヴァン・ショー』の公式チャンネルを眺めていたところ、一人の日本人の名前が目に留まりました。

Komazuru Tsukushi

その動画では、着物を着た男女が、音楽に合わせて「独楽(こま)」の曲芸を披露していました。

Tsukushi on The Ed Sullivan Show

「この人誰だろう?」と調べてみたら出てきましたね。

主なプロ曲独楽師
・筑紫珠楽 ※博多独楽
筑紫こま鶴 ※現在はアメリカで活動中
Wikiwand ー 独楽

何度も博多に行っているのに「博多独楽(こま)」という無形文化財の存在を知りませんでした。

地元の方からしたら「何を今さら・・・」という話なのでしょうが、知らなかった自分の恥をさらす覚悟で、忘れぬよう記事にしてみました。

 

伝統芸能の博多独楽と独楽師

博多独楽と独楽師について簡単にまとめてみましょう。

博多独楽の特徴

中国から伝来した竹製の唐ゴマに対し、17世紀後半に生まれた博多独楽の特徴は、

  • 土台に鉄芯の心棒を打ち込んだ
  • 振りがなくよく廻る
  • 手にとって移動させることが可能

この特徴から、独楽(こま)の曲芸が生まれ、各地に広がっていきました。

1,300年前、中国から子どもたちの遊びものとして竹製の唐ゴマが日本に伝えられ、17世紀後半、土台に鉄芯の心棒を打ち込んだ博多独楽が作られました。

それまでのコマとは違い、振りのないよく澄んで廻る博多独楽は手にとって移動させることが可能になり、ここにコマの曲芸が生まれ、各地のこま芸の発祥となりました。

はかた伝統工芸館 ウェブサイト より引用

 

日本の独楽芸の発祥は博多

博多の観光ガイドにはもう少し詳しく書いてあります。

博多独楽 日本の独楽芸の発祥(ルーツ)

江戸時代、木台に鉄芯を打ち込んだ心棒を持つ博多独楽が作られ、日本各地に伝わる独楽芸の発祥(ルーツ)となりました。
現在東京、大阪などの寄席にある曲独楽は、博多独楽から手ほどきを受けたものの流れであり、その起源は博多独楽に他なりません。

博多独楽は博多に伝わる伝統芸能として、初代筑紫珠楽氏により復興、昭和33年に福岡県無形文化財に指定され、現在の二代目珠楽氏により歴史、独楽の製作、演技が継承され伝統が保持されています

博多の魅力 ウェブサイト より引用

福岡伝統芸能 博多独楽 ( こま)博多金獅子太鼓 筑紫珠楽
福岡を代表する伝統芸能の筑前博多独楽と和太鼓チーム博多金獅子太鼓の運営会社、株式会社筑前博多独楽(こま)のホームページ Ltd., the management company of Chikuzen Hakata Ko...
 

天皇や将軍に愛された天覧芸

江戸時代には「大岡越前が好きすぎて(独楽師が)江戸から出してもらえなくなった」という記述もあります。相当な人気だっとことがうかがい知れます。

独楽遊びは古くから日本各地にありました。博多、福岡では喧嘩をさせて遊ぶケンカ独楽が流行ります。

初めて日本で木の台に鉄の芯を使う事で長くよく廻る独楽は遊びから曲芸に発展していきます。

博多の少年、市太郎が10歳の時に独自の技法を用いて曲芸を確立していきます。

1700年代初頭に上京し興行をし人気を博した事から御所にも召され、天皇から『御独楽宗匠』の号と菊桐の紋章を看板に付ける許しを貰いました。

その後『博多一流曲独楽』として一門を確立し現在にまで至ります。
現在に至り現在で20代目になります

筑前博多独楽ウェブサイト より引用

 

博多独楽宗家、筑紫一門

現在(2018年4月)の宗家家元は

二十代家元:三代目 筑紫珠楽 (SYURAKU CHIKUSHI 3rd)

海外公演も含め、ブルーノート出演やオーケストラとの共演と活動の幅を広げておられます。

470年の歴史を持つ博多独楽。 
昭和33年に名取制度を確立されできた筑紫一門。 
宗家の名「珠楽」を継承 
世界24ヶ国で公演をし博多独楽の普及に努めいる。 
博多独楽の他、和太鼓奏者としても活動しビクターからもCDを発表。 
他ラジオパーソナリティーを務め、勢力的に活動をしている 

筑前博多独楽ウェブサイト より引用

 

博多独楽の演技を観るには?

「博多金獅子大鼓」と共演することが多いのかな?

http://kinjishitaiko.com/index.html
 

 

よし、いつか観に行くぞ!

 
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