高速道路「日産スカイラインR32型」180kmでパトカーを追い越したら

投稿日:2018年2月 22日(木) 更新日:

日産スカイライン R32型 GTS

社会人1年目に買った初めてのくるまの思い出。私の記念すべき最初の愛車は、日産渾身の力作「スカイラインR32型」でした。ハンドリングおたくも納得する操縦性能と、どこまでもご機嫌なエンジン。勢い余って高速道路でパトカーを追い越してしまった・・・

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運転を練習しようと自動車(新車)を購入

バブル時代の真っ只中の平成元年(1989年)、私は富士銀行(みずほ銀行の前身)に入行して市ヶ谷支店に配属されました。

ペーパードライバーであった私は、新人の基本業務である車による集金を免除され、スーパーカブを駆りながら外堀通りで「今年中に車買うぞー!絶対に!」と叫んだのでした。

詳しい経緯は バブル時代の銀行員「新人の仕事内容・集金業務」大変なマグロの運搬 をご覧ください。

そして宣言通り、その年の12月に(ローンを組んで)自動車を購入しました。

1989年5月発売の 8代目 日産スカイライン(R32型)!!

日産スカイライン R32型 GTS

 

スカイラインR32型の評価はGT-Rだけじゃない

キャッチコピーは「超感覚」スカイライン! 16年ぶりに復活したGT-Rも話題になりました。

しかし、GT系モデルもジャーナリスト他に大絶賛された、NISSANの渾身の力作でした。

時はバブルの最盛期、ハイソカーブームは益々活況で「4ドア+高級+高性能」のマークⅡ・3兄弟の勢いは、とどまるところを知りませんでした。

ハイソカー市場で劣勢の日産は、プラットホームを共有する4ドアミドルクラスで車種ごとに個性を明確化する戦略を企画。

高級はローレル、カジュアルはセフィーロ、そしてスポーツはスカイラインという3つのフォーメーションで挑んだのです。

また、当時日産は、90年代に技術世界一を目指す「901運動」を推進していました。

技術陣はポルシェやベンツに追い付け追い越せで、燃えに燃えていたと聞き及んでいます。

そして「個性明快フォーメーション」と「901運動」の2大戦略によって、R32スカイラインは高級感や居住性にとらわれることなく、走行性能の向上に注力することができたのです。

技術世界一を目指した8代目、R32スカイラインの「超感覚」とは? から引用

 
 

この記事を読むだけでも、昭和の終わり頃からの日産の気合いの入れ具合がよくわかります。

 

ハンドリングオタクになる

GTR以外のタイプに関しては、超辛口で知られるカー雑誌の覆面座談会においても珍しく全員が絶賛でした。

その座談会でドライバーが言ったこと。「特に、ノンターボ・ハイキャスなしのGTSのハンドリングが素晴らしい。自分と一体化したかのように思い通りに動くので運転が楽しい。」

このコメントを受け、私は一番人気のターボ付きGTSーtでなくGTSを選択しました。

実際、もう運転が楽しくなってしまい、毎週末にはドライブに出かけるようになりました。

ある日、箱根で下りの峠道を攻めていた途中、スピードを出し過ぎ、カーブで減速しきれずに外に大きく膨らんだことがあります。

「あぁ!死ぬ!!」と一瞬パニックになり急ハンドルを切りました。

スカイラインくんは後ろ足をピタリと踏ん張り、イメージ通りにノーズを旋回させて、ぎりぎり対向車との衝突を回避しました。

もし今乗っているミニバンだったらきっと、ガードレールを突き破って谷に落ちるか、対向車に正面衝突して大事故になったことでしょう。頼もしい相棒でした。

 

警察が嫌味を言うスカイライン

以下の話はたしか、長野から東京へ戻ってくる途中の関越自動車道で関越トンネルを抜けた後のことでした。

当時の上り方面はまだ片側1車線。トンネル内は大渋滞になっていました。通り抜けるのに数時間?

関越トンネルは当時、日本で最長の道路トンネルでした。(知らないうちに山手トンネルに抜かれて2位になってる・・・)

利根郡みなかみ町の谷川岳PAと、南魚沼郡湯沢町の土樽PAの間にあり、全長は上り線が11,055m、下り線は10,926mで道路のトンネルでは日本最長だったが、2015年3月7日に首都高速中央環状線の山手トンネルが全線で開通したのに伴いその座を明け渡し、2018年現在はそのトンネルに次いで2番目、世界でも17番目(en:List of long tunnels by type#Road参照)という長大トンネルでもある。ただ、山岳道路トンネルでは依然として日本最長を維持している。

関越トンネル Wikipedia より引用

夕暮れ時でほとんどの車がライトを点灯し始めていた頃でした。

ようやく関越トンネルの大渋滞を抜けて2車線になったところで、私は右車線に移りました。

そして一瞬アップライトにして前方を確認すると、左側をノロノロ進む車の列を一気に追い越しました。スピードメーターは時速180kmのレッドゾーンに・・・

一気に左車線の車列の先頭を追い越して左車線に戻ると、その追い越した列からパトカーが現れました。

意気揚々とサイレンを鳴らし、赤いピカピカが眩しい。

「前の車、左に寄りなさーい!」

「やばぁーー。。」

スピーカーホンで呼ばれた私は車を路肩に寄せました。

パトカーから警官が二人降りて私の車に寄ってきました。

「お前!今何キロ出してた!?」

「ひぃぃ!スミマセン!」

180Kmなんて言えません。私はいきなり謝りました。

「お前、アップライトにしてパトカーがいるのを確認しただろ!?」

「!?」

どうやら、前方を確認するためのアップライトが誤解されて、私がパトカーを煽ったと思われているようです。ピンチです!

「お前さ、こんなクルマ乗ってるからってイイ気になんなよなー!!」

警官は私のスカイラインをまじまじと眺めながら凄んできます。

「何なら勝負するか!?あぁん!?」

なにやら話が変な方向へ向かっています。。

「埼玉県警をなめんなよ!ぅらぁ!」

もう、どこぞのチンピラか(笑)

「ごめんなさいー!関越トンネルが大渋滞していて、時間がなくて。。私、高速道路を走るのがこれで2回めなんですぅ。」

私は必死で無垢な好青年のふりをして、ひたすら謝り続けました。

すると警官も腹の虫が収まってきたのか、話のトーンが変わってきました。

 

厳重注意と"眼鏡等"条件の確認

「君ね。あんなスピードを出して追い越そうとして、もし左から車線変更のクルマが出てきたらどうなる?大事故だよ。そうなってからじゃ遅いんだ。」

警官はスピードの出しすぎで運転が制御できなくなることや追い越し時の危険性を詳しく説明してくれました。

そして私の免許証を確認すると、遠くの山沿いに高速道路に向かって架けられている看板を指差しました。

「眼鏡等の条件ありだね。コンタクトレンズかな?あそこの文字が読める?」

最後は「じゃあ、気をつけてね!」と言われて、そのまま解放されたのでした。

 

GT-Rはパーツ復刻生産!?

R32系のGT-Rは20~30年経った今でも乗り続けている方がいるみたいですね。

中古車市場でもまだ数百万円の値が付いています。

また2017年11月には、パーツを復刻生産するというニュースも出ていました。

R32型(1989年8月~1995年1月販売)の「スカイライン GT-R」を対象に、専用部品のうち走行や車検に必要不可欠な重要部品を中心に、すでに製造廃止となっている部品について再生産、再供給の検討を実施。

今回はその中からハーネス、ホース/チューブ、エンブレム、外装部品など約80部品がNISMOからNISMOヘリテージパーツとして販売され、今後はR32型のアイテム追加に加え、R33型やR34型のスカイライン GT-Rへの拡大を検討していく。

Car Watch ニュース:日産、「スカイライン GT-R(R32型)」の約80部品を復刻生産開始 より引用

 

 
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エンジンは絶好調・・・でもサヨナラの時

その後、私はこのスカイラインを9年間乗り続けました。

途中、バイクに当たられてリアドアを板金したり、首都高速道路で前を走っていたトラックから小石が飛んできてフロントガラスにヒビが入って交換したり、外装には色々ありました。

しかし、エンジントラブルは皆無。燃費は無視して1速2速で程良く引っ張る走らせ方も効いたのでしょうか、エンジンはすこぶる快調でした。

4ドアセダンでありながら、リアシートとトランクが狭くてベビーカーをしまうのにも苦労するようになったため、子供が生まれてしばらくして泣く泣くサヨナラしました。

 

プラモデルを確保するも製作に取り組む機会がない。

日産スカイラインGTS-tプラモデル

 

青春の思い出をありがとう。スカイライン。

 
参考になる外部リンク

BNR32-スカイラインGT-R 開発インタビュー

 
 

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