西武鉄道が特急を新車両に切り替えるにあたり「レッドアロー」の名称がなくなるとの報道がありました。幼少時から慣れ親しんでいた私にはショック。しかしニュースを機に調べてみたら富山地鉄で旧車両が現役で走っていることを知って更に衝撃を受けました。(文中敬称略)
西武鉄道の特急「レッドアロー」が無くなり「Laview(ラビュー)」となる
ちょっとショックなニュースが目に飛び込んできました。”西武鉄道の特急「レッドアロー号」が無くなってしまう”という報道。
西武鉄道、新型特急001系「Laview(ラビュー)」2019年3月デビューへ。
池袋〜西武秩父間のレッドアローを置きかえて「ちちぶ」「むさし」として運行します。
→https://t.co/ubeQdEwcUr pic.twitter.com/EigyCNMQPZ
— 鉄道新聞 公式アカウント (@tetsudoshimbun) 2018年10月29日
生後30年近く慣れ親しんだ「レッドアロー号」
私は生まれも育ちも西武線沿線です。実家を出るまで約27年間ほぼ毎日「レッドアロー号」を目にしてきました。
現行は(2代目)ニューレッドアロー(1993年~)
現行のニューレッドアローは10000系電車。
初代と比べるとのっぺりすっきりした外観で、ノーマル色はグレーです。初代の「ベージュと赤色」を復刻したカラー車体も存在します。
西武の特急 10000系ニューレッドアロー【列車大行進 #05】Seibu — 10000 Series “New Red Arrow
初代レッドアロー号(1969年~1995年)
元祖レッドアロー号は5000系電車。
「レッドアロー」と「ニューレッドアロー」はおのおの約25年、通算すれば半世紀(50年)もの期間、西武鉄道の特急電車として親しまれてきたのです。
新型レッドアローが、もう間もなくデビューしますので、懐かしい、元祖レッドアローの画像をアップします。 pic.twitter.com/l4ANMvkrHC
— 空鉄 (@ja819061) 2018年10月26日
初代レッドアロー号の車体は富山地方鉄道(富山地鉄)で現役で走行していた
ところで、調べていたら驚くべき事実を知りました。
初代レッドアロー号の5000系電車は、北陸の富山地方鉄道(富山地鉄)で現役で走っているのです。
新型レッドアローの甲種輸送を見ていたら、富山の、元祖に会いたくなってきました。やっぱり、昭和オヤジは、こっちのほうが好きです。保守的過ぎますかね? pic.twitter.com/zvLV4mTs9N
— 空鉄 (@ja819061) 2018年10月28日
富山地鉄では5000系電車が普通列車として走っている
西武鉄道では特急専用電車として使用していた5000系は、富山地鉄では普通列車として使われてるとのこと。
富山のレッドアロー、たまりません!以前、西部沿線に住んでいた私にとって、レッドアローは憧れの車両。この車両が、普通列車で走っている富山電鉄。凄すぎます。 pic.twitter.com/byndF1lfqJ
— 空鉄 (@ja819061) 2018年10月20日
観光列車「アルプスエクスプレス」としての利用
5000系電車はまた、立山連峰や宇奈月温泉を巡るための観光列車「アルプスエクスプレス」としても活用されています。
レッドアローには、アルプスが似合う #富山地方鉄道 #レッドアロー #アルプス pic.twitter.com/8SZWDjot0N
— 空鉄 (@ja819061) 2018年10月22日
元祖レッドアロー号が「自分にゆかりの地」を走る奇遇
実は、富山地鉄の路線にある「五百石駅」には私の親の実家があります。
幼少時から十代の前半までは毎年夏には五百石の祖父母の家に泊まりで遊びに訪れた懐かしい場所なのです。
富山地方鉄道ウェブサイトより引用
なんともはや奇遇であり、感慨深いものがあります。
西武5000系レッドアローは根強い人気があるようで、まだNゲージも販売されています。