学生時代に「競技ダンス部」で活動していた縁から、少し変わったアルバイトも経験しました。ダンスパーティの通称「リボンちゃん」。それと桂由美ブライダルショーのエスコート役です。(文中敬称略)
ダンスパーティの「リボンちゃん」
私自身は「リボンちゃん」を何度もやったことはありません。しかし時給で換算すれば、とても割の良いアルバイトと言えます。
「リボンちゃん」とは?
ダンスパーティを主催している人が雇っている「アテンダント」です。
多くのダンスサークルでは、男性の人数よりも女性の人数が多い傾向があるため、ダンスパーティを開いた場合に男女の数のバランスが悪くなります。
この男女のアンバランスを解消するため、アルバイトとして「ダンスが踊れる」男性をダンスパーティへ参加させるのです。
男女のバランスが逆の場合には「女性のリボンちゃん」がいることもあるそうです。3時間~半日くらい拘束されることもありますが、日当は 1万円~2万円になります。
場所によっては、「バラ」ともいわれることもあります。
一般の方と、アテンダントを区別するために、「リボン」もしくわ、「ばら」を胸か腕ににつけていたためそういわれています。
社交ダンス情報まとめ館 より引用
今ではバイト情報サイトもある
私達の時代は、基本的に口コミでバイトの募集情報が入ってきました。
今はさすがインターネットの時代。リボンちゃんアルバイトの求職と求人を登録するサイトができています。
桂由美ブライダルショーのエスコート
ダンスパーティーとは少し異なるパターンとして「桂由美」がプロデュースする「ブライダルショー」のエスコート役のアルバイトが回ってきたことがあります。
お嬢様たちのダンスのエスコート
十数人の若い女性(たぶん職業モデルではない、いわゆる良家の子女?)がウェディングドレスを着て(決められた振り付けの)ダンスを踊る、ファッションショーとダンスショーがミックスされたようなイベントでした。
私は黒い燕尾服を着て、ウェディングドレス姿のお嬢さまをエスコートして練り歩き、ワルツを踊るという役割でした。
何度か桂由美のブライダルサロンに通って、燕尾服の衣装合わせも行い、ペアとなる女性も決められてウォーキングの練習を始めていました。
昭和天皇の容態悪化でイベント中止
お嬢様たちはみな白いウェディングドレス姿なので、余計に綺麗に見えることもあるのでしょう。「このまま無事にイベントが終わって、あわよくばムフフ・・・」みたいなよこしまな気持ちが「ちょっと」芽生えたことは否定しません。
しか~し。時は1988年の終盤。
昭和天皇のご容態が悪化して危険が報じられるようになり、世間は一斉に「自粛ムード」になっていきました。
そして、この準備していたブライダルショーも突然、中止となってしまったのでした。。